重松歯科医院ブログ

口内炎と口腔癌(舌ガン)との違い

タレントの堀ちえみさん(52)が19日、ステージ4の舌がんと診断されたことを自身のブログで公表され、先日手術をおえられました。

 舌がんは、唇や歯肉、上あご、頬の粘膜など、口内などにできる口腔(こうくう)がんの一種で、口腔がんの半数以上を占めています。
かつては、口腔がんは男性に圧倒的に多かったのですが、
近年では女性の比率も増えているようです。
1月の【口内炎】のブログでも書いたように、喫煙や飲酒、合っていない義歯や虫歯による慢性的な刺激などが発症リスクを高めるといわれています。

 そして舌がんは舌の横の部分にできやすく、口内炎と間違われやすいのですが、
暴飲暴食などでできた口内炎なら1週間から10日ほどで治るところ、
舌がんの場合は治らない。
また、通常の口内炎のような痛みを感じないことも、舌がんの特徴となります。
ですので、10日経っても治らないような時は早めに耳鼻咽喉科か口腔外科などを受診するように心がけましょう。

また、口内炎の場合、小さくても食べ物が染みて痛かったり気になったりしますが、
口腔がんの場合小さいうちはほとんど痛みがありません。

ただ、健全な領域との境界線がはっきりしない“しこり”が大きくなっていったり、
白い斑点や赤い斑点が出来てデコボコし始めたら危険信号。
口腔がんを疑って診察した方がよいです。

そして、口内炎であれば出血したり舌が痺れたり、首のリンパ節が腫れるなどの明らかに別の症状が発症することはありません。
これらの症状が発症した場合、口腔がんである可能性が非常に高いため、すぐに歯科医師に診察してもらいましょう。


デコボコとした腫れ


白板症


潰瘍

一部、受診された方がよいとされる症例写真です。

 堀ちえみさんの場合、昨夏から口内炎を疑っており、
「もっと早く、専門の歯科医師・医師に相談することが必要だった」と話す。ただ、首のリンパ節への転移は致命的とはいえず、舌の半分を切除する手術についても「まだ年齢も若いので、リハビリによって、会話・嚥下(えんげ)能力も元と同じくらいに回復するのではないか」と言われているようですね。

 口腔がんの早期発見のためにも、やはり3か月おきぐらいにメインテナンスを受け、
口の中全体をしっかり診てくれるかかりつけの歯科医を持つことをお勧めします。

当医院では舌がん等口腔がんの手術経験のある口腔外科出身の院長が診療しております。