重松歯科医院ブログ

大阪市のインプラント治療の相場とは?|大阪市福島駅の歯医者

「大阪市のインプラント治療の相場とは?」

 

大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック

歯科医師・院長 重松 知宏

https://www.rbds.jp/staff/

□大阪市のインプラント治療の相場とは

皆さんはインプラント治療というものを知っていますか?

恐らくほとんどの方がこのインプラント治療という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。それだけ、インプラント治療は皆さんにとって身近な存在になりつつあります。

 

今回のブログでは、そもそもインプラント治療というものがどんなものか、インプラント治療のメリット、デメリット、そして、大阪市のインプラント治療の相場についてお話をしていきたいと思いますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。

□インプラント治療とは?

インプラント治療とは、人工歯根を埋め込むことにより、失ってしまった歯を取り戻す治療方法のことです。具体的に言うと、歯を失った部分の顎の骨にインプラントという人工歯根を埋入し、その後、その人工歯根の上に人工歯(上部構造)をかぶせていきます。

 

□インプラント治療の歴史とは?

皆さんは、このインプラント治療が世の中に広まったのはいつ頃かご存知でしょうか?

答えは1983年~1990年頃と言われています。つまり、インプラント治療はまだ30年程度の歴史しかない、比較的新しい治療方法です。

現在、インプラント治療に使用されている素材はチタン製のものが主流となっていますが、実は偶然の産物によって生み出されたものです。

そのきっかけとなったのが、1952年のスウェーデンの整形外科医であったブローネマルク博士が行った実験です。

その実験とはうさぎのすねにチタン製の生体顕微鏡を取り付け、骨の治癒過程で骨髄がどのような役割を果たすのかを観察するという実験でした。

そして、この実験を行う中で、とある発見をするのです。それは、観察が一通り終わり、チタン製の生体顕微鏡を取り外そうとした時、なんとチタンと骨がしっかりとくっつき、外せなくなっていたのです。

同様の実験をチタン製以外の金属で行っても、骨とくっつくことはなく、チタンだけは骨との結合性を示したのです。

この実験はチタンと骨が結合する現象「オッセインテグレーション」を発見するに至り、この発見こそがインプラント治療の始まりとなりました。

一方、日本のインプラント治療の始まりは、ブローネマルク博士の発見から13年後の1978年にスタートしています。

しかし、この時のインプラント治療の素材はチタンではなく、人工サファイアというものを使用していました。

当然のごとく、チタンのように骨と結合されることはなく、結果として、インプラントが折れるということが頻繁に起きてしまったのです。

そのため、当時は「インプラント治療は危険なものである」というイメージが世の中に蔓延していました。

そこから、チタン製のインプラントが日本に普及され始めたのが、1983年以降と言われています。

そのきっかけは、当時東京歯科大学の助教授であった小宮山弥太郎先生が、スウェーデンのブローネマルク博士のところに留学し、日本に現在のインプラントの考え方や手術の方法を持ち帰ってきたことです。

しかし、そこからチタン製のインプラントが一気に普及したわけではありませんでした。その理由は前述の通り、人工サファイヤによるインプラント治療の悪いイメージでした。

そのイメージを払拭するために小宮山先生は日本で初めてとなるインプラントセンターを開業し、チタン製のインプラントの普及に尽くしました。

 

□インプラント治療のメリット

では、インプラント治療のメリットはどんな点があげられるのでしょうか。以下に解説をしていきたいと思います。

まず1つ目は

「審美的な印象」があげられます。

一般的に保険適用の差し歯を入れるケースが多いですが、どうしても最低限の治療しかできず、その見た目は決して良いものとは言えません。一方、インプラントの場合は自由診療になるため、非常によい素材(セラミックやジルコニア)を使用して、治療を進めていくため、見た目が綺麗で、審美的に優れていることが大きなメリットです。

 

2つ目は

「自分の歯で噛む感覚」を感じられることです。これはインプラント治療の非常に大きなメリットです。

歯を失った時、治療方法は3つあります。1つ目はインプラント治療、2つ目はブリッジ治療、3つ目は入れ歯治療です。2つ目のブリッジ治療はその名の通り、隣の歯に橋をかけるようなイメージで、歯を失っているところを補います。この治療の最大のデメリットは両隣の健康な歯を削り、負担をかけてしまうことです。

3つ目の入れ歯治療も様々なデメリットがあります。大きなものとして、健康な両隣の歯にフックをかけ負担をかけてしまうことです。

一方インプラント治療は、インプラントと呼ばれる人工歯根を直接埋め込み、しっかり土台を作った上で、上部構造の人工歯を取り付けるので、まるで自分の歯のような感覚で噛めるのです。

 

3つ目は

「健康な歯を傷つけない」ということです。

これはインプラント治療の最大の特徴と言えます。

前述の通り、ブリッジ治療も入れ歯治療も両隣の健康の歯を削ったり、負担をかけてしまいます。これにより将来、両隣の歯を抜歯しなければならないというようなケースが出てくる可能性はあります。

 

4つ目は

「顎の骨が痩せるのを防ぐことが可能」になります。

どうしても歯を失ってしまうと、顎の骨は次第に痩せていってしまいます。しかし、インプラント治療の場合であれば、直顎にインプラント体を埋め込むため、刺激が直に顎に伝わるようになり、顎の骨が痩せていくのを防ぐことができます。

 

5つ目は

「パロチンという若返りホルモンが出る」ことです。

インプラント治療により、よく噛めるようになると、「パロチン」という若返りホルモンが出ると言われています。

このパロチンとは、成長ホルモンの一種で、骨や歯の再石灰化を助け、皮膚の新陳代謝を活発にしたり、筋肉、内蔵、皮膚、目や髪などの成長を促進させます。

□インプラント治療のデメリット

インプラント治療のデメリット1つ目は

「治療費が高額」ということです。

インプラント治療は保険適用外となるので、どうしても高額となってしまいます。また、インプラント治療の後も定期的なメインテナンスが必要になりますので、そのことも頭に入れておく必要があります。

 

2つ目は

「治療期間が長い」ことです。

インプラント治療はどうしても一般的な治療よりも治療期間が長くなってしまいます。治療期間は、患者さんの口腔内の状況により、一概には言えませんが、最大6ヶ月ぐらいかかることもあります。その原因は、埋入したインプラントと骨が結合する時間に約2ヶ月程度かかるからです。

 

3つ目は

「手術が必要になる」ということです。

インプラントは直接顎に埋入するため、どうしても外科手術が伴います。麻酔を使って痛みを和らげることはできますが、体への負担を0にすることはできません。

 

4つ目は

「治療のメインテナンスが必要」ということです。

インプラントは長持ちさせるためには、必ず治療後もメインテナンスに通っていただく必要があります。インプラントを入れれば安心ではなく、インプラント歯周炎という病気もあるように、メインテナンスをしなければ、病気にかかってしまいます。メインテナンスは3ヶ月に1回は受けるようにした方が良いです。

□大阪市のインプラント治療の相場とは

今回のブログのタイトルにつけました大阪市の治療の相場は

 

  • 検査・診断料→15,000円~50,000円
  • インプラントの手術代→100,000円~400,000円
  • 上部構造(人工歯)→50,000円~200,000円
  • 術後の消毒・検査代→1,500円~10,000円
  • 費用総額→300,000円~500,000円

 

おおよそですが、インプラント治療は30万円~70万円が相場となります。インプラント治療を受ける際の参考にしてみてください。

ちなみに当院では、インプラント治療を40万円~50万円で行っておりますので、なにかご相談があれば、お気軽にご相談ください。

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□まとめ

今回のブログでは、そもそもインプラントがどのような治療なのか、インプラントの歴史、インプラントのメリット・デメリット、そして、大阪市のインプラント治療の相場についてお話をしてきました。

最後に、インプラント治療を値段で決めるということは絶対におすすめできません。値段が安いのには必ず理由がありますので、まずは信頼できるかかりつけの歯科医院にご相談されることをおすすめします。

当院でもインプラント相談を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック

歯科医師・院長 重松 知宏

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