重松歯科医院ブログ

「親知らず治療とは?親知らずは抜く必要があるのか」

「親知らず治療とは?親知らずは抜く必要があるのか」

大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック
歯科医師・院長 重松 知宏
https://www.rbds.jp/staff/

 

こんにちは。大阪府、大阪市、しげまつ歯科福島駅北クリニックの院長の重松です。

本日は親知らず治療とは?親知らずは抜く必要があるのか?というテーマでお話をしていきたいと思います。ぜひ、最後までご覧いただければと思います。

 

□親知らずとは?

皆さんは親知らずというものを正しく理解していますでしょうか。まずは親知らずとは何なのかについてお話をしていきたいと思います。

 

親知らずは大臼歯で一番うしろに生えてくる歯のことです。前から数えると8番目に位置する歯のことを親知らずと言います。

 

この親知らずが生えやすいタイミングは10代の後半から20代の後半と言われていますが、様々なケースが発見されており、80歳で生えてきたという事例もあります。

 

親知らずと呼ばれるのはこの生えてくるタイミングから来ているとも言われています。10代の後半から20代の後半に生えやすいので、親に知られず生えてくる歯=親知らずと呼ばれるようになったのではないかという話です。諸説あるようなので、気になる方はぜひ一度調べてみてください。

 

 

□親知らずの役割

親知らずは皆さん何本あるかご存知ですか?親知らずは通常4本生えてきます。上顎の左右に1本ずつ、下顎の左右に1本ずつの計4本です。但し、例外もあります。もともと親知らずが生えてこない方は、上顎だけの人、下顎だけの人もいます。

 

ではこの親知らずの役割はなんでしょうか。結論から言うと固い食べ物を噛むためです。

現在では様々な食物がありますが、人間がこの地球に誕生した時には狩猟生活が基本です。そのため、固い獣の肉や木の実を食べて、生き抜く必要がありました。そのため、親知らずという歯がその固い食べ物を噛み潰すという機能を果たしていました。

 

しかし、現代においては過去に比べると柔らかい食べ物が多くなり、現代人の顎は非常に華奢で、細い顎になってしまいました。

 

その結果、昔の人間の親知らずはまっすぐ生えてきていたのですが、顎が狭くなったせいで、まっすぐ生えるスペースがなく、完全に生えきらない、もしくは埋まったまま生えてこないという状態になるケースが多く見られるようになってしまったのです。

 

□親知らずのデメリット

ここまで親知らずとは何なのか?親知らずの役割についてお話をしてきましたが、現代人における親知らずがあることでのデメリットについて触れていきたいと思います。

先程もお伝えしたとおり、現代人の親知らずは正しく生えてこない、もしくは埋まったままとお伝えをしました。この状態が親知らずがあることのデメリットにそのまま直結します。

 

まず1つ目の歯が正しく生えないということについてですが、この状態を放置すると様々なリスクが生じます。

 

歯が正しく生えていない=歯の管理が難しいということになります。

つまり清掃が行き届かず、歯周病やむし歯のリスクが高まります。実際に親知らずがむし歯になったり、歯ぐきが腫れて来院されるケースが非常に多いです。更に、清掃が行き届かないことにより、口臭の原因ともなります。

その他、斜めに生えるケースが多いので、手前の歯を圧迫させ、痛みや腫れの原因にも繋がります。このように様々な問題を引き起こしてしまいます。

 

2つ目の完全に埋まったままの状態ではどのようなリスクが伴うかについてお話をしたいと思います。

 

これは正しくまっすぐ埋まっていれば、問題にならないケースもあるのですが、横を向いて埋まっている場合、手前の歯を押して歯並びに影響すると言われています。

また、嚢胞(のうほう)という症状になることがあります。嚢胞とは歯茎の中にある親知らずの周りにできる袋状の病変のことを言います。この状態を放置すると、嚢胞がどんどん大きくなり、歯の痛みや歯の腫れを発生させることにも繋がります。

 

つまり完全に埋まっている場合でも、リスクが伴うケースがあるということです。

 

□親知らずは抜歯した方が良いのか?

この場合は3パターンで考えていくと良いです。➀全部が完全に埋まっている親知らずのパターン、②歯の一部または半分が埋まっている親知らずのパターン、③普通に全部生えているパターンの3つです。

 

まずは②の半分埋まっている親知らずの場合は、結論から言うと抜歯をした方が良いです。これは前述の通り、むし歯や歯周病、口臭といった様々な問題を引き起こすリスクがたかいからです。

 

次に➀の完全に埋まっている場合は、あまり何も起きないリスクの低い親知らずはそのままにしておくことが多いです。完全に埋まっている場合は骨の深く中まで埋まっているので、歯ぐきを切ったり、骨を削ったりと抜くことに関してもリスクが生じます。

 

最後に③の普通に全部生えているパターンの場合は、しっかりとその親知らずの歯磨きができていて、虫歯や歯周病のリスクは低い場合はそのまま抜かないでいいことも多いです。

しかし親知らずは位置的に歯磨きが難しいので、もう虫歯になってしまっている場合や、親知らずの周りが腫れてきたりする場合は抜歯をした方がいいです。

 

親知らずを抜いたほうがいいか、そのままの方がいいのかを判断をするには、しっかりと親知らずの状態を確認する必要がありますので、かかりつけの歯科医師とご相談されることをおすすめいたします。

 

□親知らずを抜くタイミング

では親知らずを抜くタイミングとして適切な時期についてお話をしたいと思います。結論から言うと、抜くのであればできるだけ早い時期に抜いてしまうのが良いかと思います。これは骨は年を取っていくと固くなっていくので、年を取ってから抜こうと思うと難しいことが多いです。若いうちは骨も柔らかく抜きやすいことが多いです。またリスクの高い親知らずをそのままにしておくと、手前の歯が虫歯になってしまったりすることが多いので、そういった意味でもできるだけ早くに抜いてしまった方がいいです。

 

妊娠・出産を考えている方も親知らずを抜いた方が良いかと思います。理由の一つはホルモンランスです。妊娠・出産となるとどうしてもホルモンバランスが崩れるので、中途半端に生えている親知らずは更に炎症を起こしやすくなります。また、つわり等で奥歯までブラッシングすることが難しくなり、更にむし歯や歯周病というリスクが高まってしまいます。また妊娠中、出産後の授乳中は飲み薬に制限があるので、妊娠中、出産後の抜歯は難しくなります。

 

矯正治療を行う患者様にも親知らずの抜歯を勧めることが多いです。矯正器具でキレイな歯並びにしたとしても、親知らずが前の歯を押し出し、以前の歯並びに後戻りしてしまうというリスクが高まります。

 

□まとめ

親知らずをには抜歯をした方が良いかどうかは、それぞれの状態によって変わってきます。なのでまずはしっかりと調べてくれる歯医者さんに通いご判断されることをおすすめします。当院でも親知らず治療を行っておりますので、お困りのことがあれば、ぜひご相談ください。

 

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歯科医師・院長 重松 知宏
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歯科医院における完全個室ユニットは感染対策に効果的なのか?|大阪市福島駅の歯医者

「歯科医院における完全個室ユニットは感染対策に効果的なのか?」

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□完全個室ユニットをなぜ導入したのか?

多くの歯科医院では、仕切りのないオープンなユニット、

もしくはパーテーションで区切った半個室のようなユニットがほとんどかと思いますが、

当院では完全にすべてのチェアユニットが独立した完全個室制を導入しています。

そもそもなぜ、この完全個室ユニットを導入したのか。理由として主に3つあります。

1つ目は、プライバシーに配慮した空間を創りたかったからです。
当医院では患者様に納得して治療を受けていただきたいので、患者様への説明を重要視しております。

その中でお口の中の写真やレントゲン写真、お口の状態や治療内容がオープンスペースでは

隣や周りに丸見え・丸聞こえになってしまいます。

そういったことをなくすために安心して説明をしっかりと聞いていただきたいという思いから完全個室を導入しました。
また患者様からお口の事に関して、本来はいろいろと相談したいけど、

周囲に人がいてなかなか相談しにくいという患者様も一定数いると思います。

そのようなことがないよう患者様からのご要望もしっかりとお聞きしたいので、

当院では完全個室にすることで、患者様が本来抱えているお悩みを気兼ねなくお話いただける環境をつくっています。

実際に当院にお越しいただいている患者様の中で、完全個室だから気軽に相談できると仰ってくださる患者様多数もいます。
また、歯科医院で知り合いと遭遇するということもしばしば見受けられます。

ましてや当院はオフィス街にあるので、職場の方や取引先の方と会うケースも0ではなく、

そうなると落ち着いて治療を受けることができません。

そのような可能性をできる限り低くするために、当院では完全個室制を導入しました。

2つ目は、治療に集中できる環境づくりです。
どうしてもオープンなユニットやパーテーションだけのユニットでは、

外部の雑音や会話が耳に入ってしまい、100%集中しにくい環境になってしまいます。

そうなると、治療のパーフォーマンスが低下し、治療に遅れが生じたり、

患者様にご納得いただける治療をご提供できない可能性が高まります。

当院ではそのようなことがあってはいけないと考え、100%治療に集中できる環境を整えたいと思い、

完全個室制を導入しました。

3つ目が、一番重要な感染予防です。
最近の新型コロナでもよく言われる「エアロゾル」が歯科治療ではどうしても発生してしまいます。

「エアロゾル」とは、歯を削る時、歯石を取る器具を使用する際に、

空気上に噴霧される、切削片や血液・唾液の混じった微粒子のことです。

この微粒子が、院内感染をもたらす感染源となるのですが、

これがオープンスペースやパーテーションだけの仕切りになると、

色々なところに「エアロゾル」は飛び散ってしまいます。

しかし完全個室の場合は、診療室はその患者様ひとりのスペースなので、

他の患者様の「エアロゾル」が飛び散ってくるといった心配はありません。

そのために患者様患者様間で起こる相互感染のリスクをほぼ無くすことができます。

現在まで歯科医院での大きなクラスターは発生していないので、

オープンなユニット、パーテーションで区切ったユニットだけの歯科医院が危険かというそういう訳でもないとは思いますが、

完全個室ユニットはパーテーションの区切りだけではなく

診療室が完全に部屋ごとに分かれているために感染対策に極めて有効だと考えています。

また、エアロゾルの約70%は器具から出た水で残りの部分が削片や体液ですから、

これに含まれるウィルスの量はくしゃみや咳による飛沫する唾液に含まれるウィルス量と比べて、非常に少ないと言えます。

そして、エアロゾルは飛沫直後に沈降するので、飛沫域はごく狭いエリアに限定されます。

必要以上に歯科医院を恐れる必要はありません。

それ以上、治療を先延ばしにしたり、定期検診に通わなくなることによる口腔内の悪化、

そして全体免疫の低下の方が、感染リスクを高めることに繋がります。昔から口腔内を清潔に保つことが、

インフルエンザ予防につながるといった事が言われてきましたが、

現在の新型コロナ感染症に対してもインフルエンザと同じく

口腔内を清掃に保つことが予防に効果があるということがわかってきました。

このような状況だからこそ、清潔な口腔内を保つことに意識を向けましょう。

 

□まとめ
当院が完全個室を導入するのは
① プライバシーに配慮した空間を創るため
② 治療に集中できる環境を作るため
③ 感染予防の為
の3つの理由からです。

当院では、今後も福島区・福島駅周辺にお住まいの方が、安心して通える歯科医院づくりを徹底してまいります。

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歯周病の特有の臭いとは?|大阪市福島駅の歯医者

「歯周病の特有の臭いとは?」

 

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□歯周病の特有の臭いとは?

皆さんは歯周病という感染症をご存知ですか?

恐らく一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

では、歯周病にも特有の臭いがあることはご存知でしょうか?

実は歯周病はお口の単なる病気だけではなく、

臭い、つまり口臭のもとにもなる病気の1種と言われています。

 

今回のブログでは、そもそも歯周病というものがどんな病気なのか、

歯周病がどんな臭いを発するのか、歯周病の治療方法などについて

お話をしていきたいと思います。

 

ぜひ最後までご覧ください。

 

□歯周病とは?

歯周病とは簡単に言うと、歯を支える周りの歯周組織の病気のことです。

歯と歯ぐきの間に繁殖する細菌により感染し、歯周組織に何かしらの炎症をもたらします。

 

その炎症の具合によって2つの段階に分けられます。

 

1つ目が歯ぐきだけに炎症が限定される場合は歯肉炎、

それ以上進行すると歯周炎と呼ばれます。

 

□歯肉炎と歯周炎の症状とは?

歯肉炎はその名前の通り、歯肉だけの炎症のため、歯ブラシをした際に、

時々出血が伴う時があります。また、歯ぐきが少し赤く腫れたりすることもあります。

 

歯周炎の軽度の場合は、歯磨きをすると、出血をすることが多くなります。

また、歯ぐきがムズムズしたり、歯が浮く感覚になることがあります。

 

軽度から中度に進行した場合、歯ぐきから膿が出て、食べ物が噛みにくくなります。

また、歯ぐきが腫れ、口臭が気になるようになります。

 

更に進行し、重度の場合は、歯のぐらつき、

そして歯ぐきからもいつも膿が出ている状態になり、

食べ物が噛めなくなってしまいます。

そして、口臭はかなりきつい状態に陥ってしまいます。

 

□歯周病にかかっている人はどれくらい?

それでは、日本人の約何割の方がこの歯周病にかかっているでしょうか。

答えは約82.5%の人が歯周病にかかっていると言われています。

しかもこの歯周病にかかっている確率は日本に限定した話ではありません。

実は歯周病は世界で最も感染者の多い病気として、

2001年にギネスに認定されているほど、全世界の人々にとってより身近な病気なのです。

 

□歯周病の原因とは?

歯周病の直接的な原因はプラーク(歯垢)です。

プラークとは歯の表面に付着している細菌の塊で、

白色もしは黄白色をしているので、目ではわかりにくいですが、

舌で触るとザラザラしているのが特徴です。

このプラークは粘着性に優れているので、

うがいをしただけでは、取り除くことはできません。

このプラークが歯と歯ぐきの隙間に入り込み、

細菌が出す毒素によって、歯ぐきに炎症を起こすのです。

 

□歯周病のセルフチェック

下記のような症状がある方は、歯周病にかかっているかもしれません

 

・歯がきがムズムズしてかゆい

・歯ぐきが浮いた感じで腫れぼったい

・歯を磨くと歯ぐきから出血する

・朝起きた時、口の中がネバネバしている

・歯ぐきを押すと血が出る

・口臭を指摘された(自分で口臭があると感じる)

 

上記3つ以上当てはまる方は歯周病の軽度から中程度の疑いがあるので、

まずはかかりつけの歯科医院に診てもらうようにしましょう。

 

□歯周病の特有の臭いとは?

歯周病が進行すると歯ぐきのポケットが深くなり、

そこに細菌が溜まることで、口臭の原因となる臭いが発生します。

 

口臭の主な原因と言われているのが、

「VSC(発揮性硫黄化合物)」と呼ばれているものであり、

このVSCは非常に気化しやすい物質のため、すぐに口臭となって発生します。

 

口臭の原因物質であるVSCの代表的なものは、

「硫化水素」「ジメチルサルファイド」「メチルメルカプタン」という3つのものがあります。

その中で、特に歯周病と関連のあるものが、最後の「メチルメルカプタン」です。

臭いの特徴としては、たまねぎの腐った臭いや生ゴミの臭いに例えられるぐらい、

強烈な臭いを発生します。

このような臭いを感じる、もしくは指摘をされた場合は、

すぐにかかりつけの歯科医院へのご相談をおすすめします。

 

□歯周病の恐怖

歯周病はお口に限定した病気として考えている方が多いのではないでしょうか。

実はこの歯周病は全身の病気とも深く関わりのある怖い病気なのです。

歯周病が影響を及ぼすと言われている主な疾患は下記の通りです。

 

◎認知症

この認知症との関わりについては、

昨年九州大学の研究チームにより、研究結果が発表されました。

その内容は、歯周病菌をマウスに投与したところ、

アルツハイマー型認知症の原因物質であるタンパク質「アミロイドβ」が、

歯周病菌を投与していないマウスに比べて、約10倍検出され、

加えて記憶力も大きく低下したという研究結果を発表しました。

 

◎糖尿病

糖尿病と歯周病には深い関わりがあります。

糖尿病になると免疫が低下します。つまり免疫が下がることにより、

口腔内にある細菌に対しての抵抗力も下がり、歯周病にかかりやすくなってしいます。

また、歯周病になると、菌から出る毒素が血液を介して全身に拡がり、

それがインスリンの働きを低下させ、結果として血糖値をあげると考えられています。

 

◎肺炎

高齢者の死亡原因の第一位は肺炎と言われていますが、

その肺炎の中でも口の中の細菌が入り込むことによって、

引き起こす肺炎を誤嚥性肺炎と呼ばれます。

この誤嚥性肺炎を引き起こした方の肺の中から、

歯周病の原因菌と言われる嫌気性グラム陰性桿菌などが高い頻度で見つかることから、

肺炎と歯周病は関連性があるとされています。

 

◎早産・低体重児出産

歯周病にかかっている妊婦さんとそうではない妊婦さんと比較した場合、

歯周病にかかっている妊婦さんの方が早産になる確率が高いというデータが出ています。

その要因としては、歯周病が進行して歯ぐきの炎症が出ると、

歯周組織の中にプロスタグランジンE2が増えます。

このプロスタグランジンE2は陣痛促進剤として使用されており、

子宮の縮小や子宮頸部の拡張作用を促進する働きがあり、

結果として早産に繋がりやすいと言われています。

 

◎心臓病

歯周病と心臓病は糖尿病と同じく深い関連性があります。

原因は歯周病菌の原因となる菌が心臓の血管をつまらせ、

心臓の血管の細胞に障害を与えることがアメリカの研究チームで明らかになっています。

 

◎骨粗しょう症

歯周病で歯を失うことにより、食べ物を噛む力が弱まり、

バランスよく食事を摂ることができなくなります。

結果として、体全体の骨密度が低下し、身体全体に悪影響を及ぼすと言われています。

 

□歯周病特有の臭いを治すには?

歯周病が原因の口臭の場合は、徹底してプラークを除去していく必要があります。

このプラークを除去する場合は、日頃からのブラッシングが重要です。

ブラッシングをサボったり、いい加減にしていると、改善することはありません。

まずはしっかりとブラッシングをしていただきたいのですが、

正しいやり方を覚える必要があります。

歯科医院では、衛生士によるブラッシング指導を行っておりますので、

まずはかかりつけ医で正しいブラッシングの方法を習得しましょう。

 

またプラークは放置すると石灰化して固い石のような歯石に変わります。

歯石になってしまうとブラッシングでは取り除くことはできないため、

歯科医院で専用器具を使っての除去が必要です。

歯周病が重度の場合は、より深い歯周ポケット内にプラークや歯石が溜まっているため、

除去するのにより時間も回数もかかってしまいます。

また歯周病でなくなってしまった骨は元には戻らないため、

重度になる前に早期発見、早期治療が重要です。

 

□まとめ

歯周病は誰でもかかりやすい感染病の1つです。

だからといって安易に歯周病を捉えてはいけません。

歯周病と全身疾患の関係性は研究でも明らかにされており、

放置していると、とても大きな病気を発症することに繋がります。

 

まず口臭を感じている方は、かかりつけの歯科医院にご相談いただき、

プロにより治療を受けることをおすすめいたします。

当院でも衛生士による歯周病治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

 

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大阪市のインプラント治療の相場とは?|大阪市福島駅の歯医者

「大阪市のインプラント治療の相場とは?」

 

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□大阪市のインプラント治療の相場とは

皆さんはインプラント治療というものを知っていますか?

恐らくほとんどの方がこのインプラント治療という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。それだけ、インプラント治療は皆さんにとって身近な存在になりつつあります。

 

今回のブログでは、そもそもインプラント治療というものがどんなものか、インプラント治療のメリット、デメリット、そして、大阪市のインプラント治療の相場についてお話をしていきたいと思いますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。

□インプラント治療とは?

インプラント治療とは、人工歯根を埋め込むことにより、失ってしまった歯を取り戻す治療方法のことです。具体的に言うと、歯を失った部分の顎の骨にインプラントという人工歯根を埋入し、その後、その人工歯根の上に人工歯(上部構造)をかぶせていきます。

 

□インプラント治療の歴史とは?

皆さんは、このインプラント治療が世の中に広まったのはいつ頃かご存知でしょうか?

答えは1983年~1990年頃と言われています。つまり、インプラント治療はまだ30年程度の歴史しかない、比較的新しい治療方法です。

現在、インプラント治療に使用されている素材はチタン製のものが主流となっていますが、実は偶然の産物によって生み出されたものです。

そのきっかけとなったのが、1952年のスウェーデンの整形外科医であったブローネマルク博士が行った実験です。

その実験とはうさぎのすねにチタン製の生体顕微鏡を取り付け、骨の治癒過程で骨髄がどのような役割を果たすのかを観察するという実験でした。

そして、この実験を行う中で、とある発見をするのです。それは、観察が一通り終わり、チタン製の生体顕微鏡を取り外そうとした時、なんとチタンと骨がしっかりとくっつき、外せなくなっていたのです。

同様の実験をチタン製以外の金属で行っても、骨とくっつくことはなく、チタンだけは骨との結合性を示したのです。

この実験はチタンと骨が結合する現象「オッセインテグレーション」を発見するに至り、この発見こそがインプラント治療の始まりとなりました。

一方、日本のインプラント治療の始まりは、ブローネマルク博士の発見から13年後の1978年にスタートしています。

しかし、この時のインプラント治療の素材はチタンではなく、人工サファイアというものを使用していました。

当然のごとく、チタンのように骨と結合されることはなく、結果として、インプラントが折れるということが頻繁に起きてしまったのです。

そのため、当時は「インプラント治療は危険なものである」というイメージが世の中に蔓延していました。

そこから、チタン製のインプラントが日本に普及され始めたのが、1983年以降と言われています。

そのきっかけは、当時東京歯科大学の助教授であった小宮山弥太郎先生が、スウェーデンのブローネマルク博士のところに留学し、日本に現在のインプラントの考え方や手術の方法を持ち帰ってきたことです。

しかし、そこからチタン製のインプラントが一気に普及したわけではありませんでした。その理由は前述の通り、人工サファイヤによるインプラント治療の悪いイメージでした。

そのイメージを払拭するために小宮山先生は日本で初めてとなるインプラントセンターを開業し、チタン製のインプラントの普及に尽くしました。

 

□インプラント治療のメリット

では、インプラント治療のメリットはどんな点があげられるのでしょうか。以下に解説をしていきたいと思います。

まず1つ目は

「審美的な印象」があげられます。

一般的に保険適用の差し歯を入れるケースが多いですが、どうしても最低限の治療しかできず、その見た目は決して良いものとは言えません。一方、インプラントの場合は自由診療になるため、非常によい素材(セラミックやジルコニア)を使用して、治療を進めていくため、見た目が綺麗で、審美的に優れていることが大きなメリットです。

 

2つ目は

「自分の歯で噛む感覚」を感じられることです。これはインプラント治療の非常に大きなメリットです。

歯を失った時、治療方法は3つあります。1つ目はインプラント治療、2つ目はブリッジ治療、3つ目は入れ歯治療です。2つ目のブリッジ治療はその名の通り、隣の歯に橋をかけるようなイメージで、歯を失っているところを補います。この治療の最大のデメリットは両隣の健康な歯を削り、負担をかけてしまうことです。

3つ目の入れ歯治療も様々なデメリットがあります。大きなものとして、健康な両隣の歯にフックをかけ負担をかけてしまうことです。

一方インプラント治療は、インプラントと呼ばれる人工歯根を直接埋め込み、しっかり土台を作った上で、上部構造の人工歯を取り付けるので、まるで自分の歯のような感覚で噛めるのです。

 

3つ目は

「健康な歯を傷つけない」ということです。

これはインプラント治療の最大の特徴と言えます。

前述の通り、ブリッジ治療も入れ歯治療も両隣の健康の歯を削ったり、負担をかけてしまいます。これにより将来、両隣の歯を抜歯しなければならないというようなケースが出てくる可能性はあります。

 

4つ目は

「顎の骨が痩せるのを防ぐことが可能」になります。

どうしても歯を失ってしまうと、顎の骨は次第に痩せていってしまいます。しかし、インプラント治療の場合であれば、直顎にインプラント体を埋め込むため、刺激が直に顎に伝わるようになり、顎の骨が痩せていくのを防ぐことができます。

 

5つ目は

「パロチンという若返りホルモンが出る」ことです。

インプラント治療により、よく噛めるようになると、「パロチン」という若返りホルモンが出ると言われています。

このパロチンとは、成長ホルモンの一種で、骨や歯の再石灰化を助け、皮膚の新陳代謝を活発にしたり、筋肉、内蔵、皮膚、目や髪などの成長を促進させます。

□インプラント治療のデメリット

インプラント治療のデメリット1つ目は

「治療費が高額」ということです。

インプラント治療は保険適用外となるので、どうしても高額となってしまいます。また、インプラント治療の後も定期的なメインテナンスが必要になりますので、そのことも頭に入れておく必要があります。

 

2つ目は

「治療期間が長い」ことです。

インプラント治療はどうしても一般的な治療よりも治療期間が長くなってしまいます。治療期間は、患者さんの口腔内の状況により、一概には言えませんが、最大6ヶ月ぐらいかかることもあります。その原因は、埋入したインプラントと骨が結合する時間に約2ヶ月程度かかるからです。

 

3つ目は

「手術が必要になる」ということです。

インプラントは直接顎に埋入するため、どうしても外科手術が伴います。麻酔を使って痛みを和らげることはできますが、体への負担を0にすることはできません。

 

4つ目は

「治療のメインテナンスが必要」ということです。

インプラントは長持ちさせるためには、必ず治療後もメインテナンスに通っていただく必要があります。インプラントを入れれば安心ではなく、インプラント歯周炎という病気もあるように、メインテナンスをしなければ、病気にかかってしまいます。メインテナンスは3ヶ月に1回は受けるようにした方が良いです。

□大阪市のインプラント治療の相場とは

今回のブログのタイトルにつけました大阪市の治療の相場は

 

  • 検査・診断料→15,000円~50,000円
  • インプラントの手術代→100,000円~400,000円
  • 上部構造(人工歯)→50,000円~200,000円
  • 術後の消毒・検査代→1,500円~10,000円
  • 費用総額→300,000円~500,000円

 

おおよそですが、インプラント治療は30万円~70万円が相場となります。インプラント治療を受ける際の参考にしてみてください。

ちなみに当院では、インプラント治療を40万円~50万円で行っておりますので、なにかご相談があれば、お気軽にご相談ください。

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□まとめ

今回のブログでは、そもそもインプラントがどのような治療なのか、インプラントの歴史、インプラントのメリット・デメリット、そして、大阪市のインプラント治療の相場についてお話をしてきました。

最後に、インプラント治療を値段で決めるということは絶対におすすめできません。値段が安いのには必ず理由がありますので、まずは信頼できるかかりつけの歯科医院にご相談されることをおすすめします。

当院でもインプラント相談を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

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審美歯科のセラミック治療とは?|大阪市福島駅の歯医者

「審美歯科のセラミック治療とは?」

 

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□セラミック治療とは

皆さんはセラミック治療という言葉を聞いたことがありますか?

 

セラミック治療とは白い陶材を使用した治療のことです。従来。むし歯治療などで、削った箇所には、

銀歯や銀色の詰め物をして、治療を行うのが一般的でしたが、現在では見た目、お口の健康にも良いセラミック治療が注目されています。

 

当院でもセラミック治療を行っており、ご来院いただいた患者様の中で、銀歯や銀の詰め物が気になるという方には、

積極的にご提案差し上げています。

 

□セラミック治療のメリット

セラミック治療のメリットは大きく分けると4つあります。

 

まず1つ目に、セラミックは瀬戸物などの焼き物で使用される素材を使っているので、汚れがつきにくく、変色もしにくいのが特徴です。

 

2つ目に、天然歯と近い色合いを表現できるため、他の歯と自然に調和します。どうしても銀歯だと目立ってしまいますので、

自然な美しさを求められる方はセラミック治療をおすすめしています。

 

3つ目にセラミックは天然歯と同じような摩耗性で、噛み合う対合歯にもやさしく、

顎の関節にも負担が少ないのが特徴です。

 

4つ目は、金属を使用していないので、金属アレルギーの方でも心配なく、治療を受けることができます。

 

□セラミック治療のデメリット

セラミック治療のデメリットは大きくわけると2つです。

 

1つは保険診療外での治療になるため、銀歯や銀の詰め物に比べると費用が高くなります。

また、銀歯よりは強度が落ちるため、強い衝撃で、割れたり欠けたりすることがあります。

セラミックより強度がある銀歯は硬すぎるため、対合歯を傷つけやすく、顎のバランスが崩れやすいとも言われています。

銀歯とセラミックにはメリット、デメリットがあるので、かかりつけの歯医者さんでよくご相談いただければと思います。

 

□銀歯のデメリット

保険内で治療できる銀歯のデメリットについてお話をしたいと思います。

これまで銀歯は当たり前のように治療に使われてきましたが、実は多くのデメリットがあります。

 

1つ目に、審美的に目立つという点です。この点から口を開けて大きく笑うことに抵抗感を覚える方が少なくありません。

口元に自信を持ちたいという方にはセラミックなどの審美的に優れた治療をおすすめします。

 

2つ目に金属アレルギーを引き起こす可能性があります。個人差はありますが、皮膚の炎症や薄毛になりやすいという報告もあります。

 

3つ目に2次カリエス(むし歯)になる可能性が高い点です。

保険診療となるとどうしても精度の高い治療を行うことが難しく、適合がぴったりでない場合があります。

その場合、その隙間からむし歯菌が入り込み、再度むし歯になってしまう可能性があります。

このようなことを繰り返すと最終的に抜歯せざる負えなくなります。

 

4つ目にメタルタトゥーを引き起こす可能性があることです。

メタルタトゥーとは、銀歯から溶け出した銀イオンが原因で起こる歯茎の黒ずみのことです。

歯の根元の歯茎が斑点状もしくは帯状に黒ずみ、変色するため、非常に目立ってしまいます。

 

□銀歯のメリット

銀歯には多くのデメリットがある一方で、メリットもあります。

 

1つ目は保険診療内で治療できるので、比較的安価に治療を受けることができます。

3割負担の患者様でいうと、インレーの場合は約2000円~2500円、

クラウンの場合でも3500円~4500円ぐらいで治療を受けることができます。

 

2つ目に、噛むという機能性においては優れており、自費診療のセラミックと同等ぐらいです。

同じく保険診療内のコンポジットレジン修復より、素材が金属であるため、固くて割れにくいという点も優れています。

 

3つ目に、耐久性です。前述した通りですが、素材が金属であるため、

耐久性には優れており、なかなか割れるということはありません。

しかし、硬すぎるため、対合歯を傷つけてしまうこともあります。

 

□自費診療で使う素材の種類について

自費診療で使う素材には大きく分けて、下記の4つに分けられます。

 

1つ目はセラミックです。これは日本語に言い倒すと陶材(せともの)になります。

審美的には最も優れており、変色もしないので、審美面を一番にこだわる方におすすめです。

 

2つ目はハイブリッドセラミックと呼ばれるものです。

これはセラミックとレジンが混合されているタイプです。

レジンとはプラスチックのことで、このレジンが入っていることにより、

若干の変色と耐久性が若干劣る点があります。その分、オールセラミックに比べると安価になります。

 

3つ目にジルコニアセラミックと呼ばれるものです。

これは一番最近出てきた素材で、最大の特徴は耐久性です。

名前にも入っているジルコニアは人工ダイヤモンドと呼ばれるほど、耐久性に優れています。

そのため、奥歯でも安心して使用することができます。

 

4つ目は金属です。

自費診療で使用する金属は保険診療で使用するものより、貴金属の配分が多くなります(金やプラチナ等)。

その為歯とのなじみや腐食性、耐久性も変わってきます。

 

当院では上記の4つの素材をさまざまに組み合わせた治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

 

□保険治療と自費治療(セラミック治療)の違いについて

保険診療と自費診療の違いについて説明をしたいと思います。

保険診療と自費診療の大きな違いは下記の2つです。

 

1つ目は根本的な違いですが、治療費の負担が異なるという点です。

70歳未満の方は3割負担、70~74歳の人は2割負担、75歳以上の方は1割負担となります。

一方、自費診療では年齢関係なく、治療金額の全額を負担することになります。

 

2つ目は、治療に使用できる材料に大きな違いがあることです。

例えば、むし歯治療においては、保険診療の場合、銀歯かレジンと呼ばれるプラスチックの素材しか使用することができず、

いわゆる最低限の治療となります。

一方、自費診療においては、材料に制限はありません。

患者様が希望するプランに応じて、最適な素材を使用することができます。

それによって審美的な改善や健康な歯を長持ちさせることができます。

 

 

 

□まとめ

審美歯科のセラミック治療は、保険診療の銀歯やレジン修復とは異なり、審美性や健康面に優れています。

耐久性についても新たな素材であるジルコニアセラミックも出てきており、

審美面、健康面、耐久性全てに優れた治療を行うことができます。

 

また、治療過程においても使用できる材料、治療方法にも違いがあります。

国民皆保険制度(保険診療)は世界に誇る素晴らしい制度ですが、

国民全員皆が同じように必要最低限の治療しか受けることしかできません。

しかし、保険診療には安価に治療を受けられるという大きなメリットもあります。

 

皆さまには保険診療の歯科治療だけではなく、別の選択肢もあることをご理解いただき、

そのなかで最適な治療を選択していただきたいのです。歯の健康は全身の健康と大きく関係しています。

また、何歳になっても自分の歯で美味しい食事を取ることができるのは、人生の生きがいにも繋がります。

 

お口のことがお困りのことがあれば、いつでもご連絡ください。

 

大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック

歯科医師・院長 重松 知宏

https://www.rbds.jp/staff/

 

 

インプラントとブリッジ、どっちがいいの?|大阪市福島駅の歯医者|しげまつ歯科福島駅北クリニック

大阪市福島区にある歯医者、しげまつ歯科福島駅北クリニックです。

本日は「インプラントとブリッジ、どっちがいいの?」というテーマでお話をしたいと思います。

歯が抜けてしまった時の選択肢は本日のテーマ通り、インプラントかブリッジ、もしくは入れ歯治療です。本日はインプラントとブリッジに限定してお伝えしたいと思います。

さて「インプラントとブリッジ、どっちがいいの?」と聞かれたら、
私はどちらにもメリット、デメリットがあるとお答えしています。

まず、ブリッジ治療とは欠損した箇所の両隣の歯を削り、人工の歯をつなげたものをブリッジ治療と呼びます。最大のメリットは両側の歯で人工の歯を支えるだけなので、歯の無い空間にある程度、自由に配置できる点がメリットです。

一方、両隣の健康の歯を削る必要があり、人工の歯を支えるので、ある程度の負担がかかってしまいます。つまり歯の健康寿命を縮めてしまう可能性があり、最悪抜歯という可能性もあります。しかし、インプラント治療と比較すると、外科手術が必要ないこと、治療自体も比較的な簡単で、期間もインプラントに比べれば短期間で終わります。歯医者に何回も通うのは嫌だという方にはあっていると思います。また、治療費に関しても負担少なく治療を進めることができます。

では、インプラントの最大のメリットは何でしょうか。
それは、両隣の歯に一切負担をかけないということです。これは先程もお伝えしたとおりですが、隣の歯の健康寿命を縮めることなく、本来の噛む力を取り戻すことができるのです。

インプラントのデメリットは外科手術があることだと思います。
恐怖心を持たれる方が多いですが、麻酔を使用いたしますので、この点はクリアできると思います。その他は、治療期間がどうしても長くなってしまうことや治療費がブリッジに比べると高額になってしまうことです。

ここまでインプラントとブリッジのメリットとデメリットをお伝えしてきましたが、一概にどちらが良いとはいい切れません。

まずはかかりつけの歯科医に相談されたほうが良いかと思います。

口腔内の状態は一人ひとり異なるため、しっかりと検査や分析を行った上で、ご決断された方が良いかと思います。場合によってセカンドオピニオンを受けるのも良いでしょうか。
比較的安価なインプラントも出てきていますが、値段だけで決めるのは辞めた方が良いです。
「確かな実績があるかどうか」「信頼できる先生かどうか」を大切にしながら最良のご判断をいただければと思います。
当院でもインプラント治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

口内炎と口腔癌(舌ガン)との違い|大阪市福島駅の歯医者|しげまつ歯科福島駅北クリニック

こんにちは。

大阪市福島駅近くにある歯医者、しげまつ歯科福島駅北クリニック院長の重松です。

先日タレントの堀ちえみさん(52)が19日、ステージ4の舌がんと診断されたことを自身のブログで公表され、手術をおえられました。

舌がんは、唇や歯肉、上あご、頬の粘膜など、口内などにできる口腔(こうくう)がんの一種で、口腔がんの半数以上を占めています。
かつては、口腔がんは男性に圧倒的に多かったのですが、
近年では女性の比率も増えているようです。
1月の【口内炎】のブログでも書いたように、喫煙や飲酒、合っていない義歯や虫歯による慢性的な刺激などが発症リスクを高めるといわれています。

そして舌がんは舌の横の部分にできやすく、口内炎と間違われやすいのですが、
暴飲暴食などでできた口内炎なら1週間から10日ほどで治るところ、
舌がんの場合は治らない。
また、通常の口内炎のような痛みを感じないことも、舌がんの特徴となります。
ですので、10日経っても治らないような時は早めに耳鼻咽喉科か口腔外科などを受診するように心がけましょう。

また、口内炎の場合、小さくても食べ物が染みて痛かったり気になったりしますが、
口腔がんの場合小さいうちはほとんど痛みがありません。

ただ、健全な領域との境界線がはっきりしない“しこり”が大きくなっていったり、
白い斑点や赤い斑点が出来てデコボコし始めたら危険信号。
口腔がんを疑って診察した方がよいです。

そして、口内炎であれば出血したり舌が痺れたり、首のリンパ節が腫れるなどの明らかに別の症状が発症することはありません。
これらの症状が発症した場合、口腔がんである可能性が非常に高いため、すぐに歯科医師に診察してもらいましょう。


デコボコとした腫れ


白板症


潰瘍

一部、受診された方がよいとされる症例写真です。

堀ちえみさんの場合、昨夏から口内炎を疑っており、
「もっと早く、専門の歯科医師・医師に相談することが必要だった」と話す。ただ、首のリンパ節への転移は致命的とはいえず、舌の半分を切除する手術についても「まだ年齢も若いので、リハビリによって、会話・嚥下(えんげ)能力も元と同じくらいに回復するのではないか」と言われているようですね。

口腔がんの早期発見のためにも、やはり3か月おきぐらいにメインテナンスを受け、
口の中全体をしっかり診てくれるかかりつけの歯科医を持つことをお勧めします。

当医院では舌がん等口腔がんの手術経験のある口腔外科出身の院長が診療しております。

乳歯の虫歯は永久歯に影響するのか??|大阪市福島駅の歯医者|しげまつ歯科福島駅北クリニック

大阪市福島区にある歯医者、しげまつ歯科福島駅北クリニック院長、重松です。

今回は子供の歯についてです。

大切な我が子の歯を守るために大切なことは?
皆さんのなかには「虫歯の治療跡がいっぱい」と言う人も多いでしょう。
小さいころ、歯科に通うのが嫌だったと言う人も少なくないでしょう。
「せめて子供だけはむし歯のない歯にしてあげたい・・・」と思うのは当然です。
統計によれば24歳を過ぎると新たにできるむし歯の数は限りなくゼロに近くなります。
つまり、子供をむし歯にさせず、成人まで健康な歯を保つことができればその子は一生むし歯のない歯でいられる可能性がぐっとあがります。

当院でも保育園に歯科検診などに出向くことも多いのですが、むし歯のある子供さんの数は昔に比べて格段に減っています。
それは親御さんの知識・意識の向上故だと思います。

Q 乳歯の虫歯、永久歯にも影響するの?

A 注意が必要です。永久歯が出てこないなど、不完全になる可能性もあります。

「乳歯はいずれ抜けるのだから、虫歯になっても大丈夫」こう思うのはおおきな間違いです。
永久歯に生え変わる時期には乳歯の根っこ(歯根)が吸収されており、次に生えてくる永久歯を誘導します。
この大事な歯根が虫歯に侵されると、永久歯が出て来なかったり、不完全な歯になってしまったりすることがあります。

また、乳歯には永久歯が生えてくる場所を確保する役割もあります。
虫歯の治療で乳歯を抜いたり、乳歯をもとの形に修復することが困難なほど大きな虫歯を作ったりすると、隣り合った歯が寄ってきます。

すると、永久歯が顔を出すスペースがなくなり、正しい方向に生えることができず、噛み合わせも悪くなります。

また、乳歯の虫歯の周りは虫歯菌だらけです。
生えたての永久歯はただでさえ弱いのに、そんなところに生えてくるとなれば【オオカミの群れに羊を放すようなもの】です。

まずはむし歯にならないように仕上げ磨きは永久歯が生え揃う頃まで継続する、
食事(お砂糖摂取)管理をしっかり行う

お砂糖を完全に禁止すること必要はありません。
食後の歯みがき、だらだら食べない、時間をあける、それだけでもリスクは下がります。

またかかりつけの歯医者さん、担当の歯科衛生士を作っておくことも非常に大事です。
むし歯のない時期から定期的に歯医者さんに行き、検診を受け、歯の状態を知ることがとても大切です。
希望にあわせフッ素塗布なども行いますし、早めに変化にも気づくこともできます。
お子さんも歯医者さんに慣れる意味でも非常に有意義ではないかと思います。

痛い、しみる、口内炎||大阪市福島駅の歯医者|しげまつ歯科福島駅北クリニック

こんにちは!

大阪市福島駅近くにあるしげまつ歯科福島駅北クリニック院長の重松です。

気がつくと口の中に痛みを伴って【できもの】ができる。これらを【口内炎】することが多いのですが、
そもそも口内炎とは何なのでしょうか?
一般的には口の中や周辺の炎症をそう呼んでいます。
医学的には【何らかの原因により粘膜に刺激が生じ、上皮に炎症が起こり、ただれている状態】となります。
口角なら口角炎、唇なら口唇炎、舌なら舌炎。正式な名称はできる部位によって変わります。

口内炎が出来る頻度は個人差があります。粘膜が弱い方、口内炎になりやすい体質の方、比較的若い方がなりやすいとも言われますが、年齢を重ねることで口中が乾燥し、口内環境が悪化して発症することもあります。

◆口内炎はどうしてできるのか!?

原因を知ることが予防と治療の鍵となります。
口内炎の種類は大きく分けて3つ。
最も多いのが白い小さい潰瘍ができる『アフタ性』。ストレスや疲れが原因と言われます。
そしてウイルスやカビなどの細菌の増殖が引き起こす『ウイルス性』。口の中に水泡が出来ることがアフタ性との大きな違いです。
そして、魚の骨が刺さったり、入れ歯が当たったときの傷など物理的な刺激による『カタル性』があります。
その他、金属や銀歯などの金属アレルギーが原因の「アレルギー性」や、喫煙の習慣で口の中が熱にさらされる「ニコチン性」も。

アレルギー性など、がん化する恐れのあるものもあります。
たかが口内炎とあまく見ず治らない時は歯科を受診するようにしましょう。

予防で最も重要なのが、口内を常に清潔に保つことです。
うがいや舌苔ケア、また歯周病を治療することで口内の細菌数を減らすことも可能です。

そして、口内環境と並んで心がけるべきは規則正しい生活です。
口も身体の一部。ストレスが原因のアフタ性は疲れをためないことが大事です。睡眠をとり、バランスのいい食生活を送り、特に粘膜を守る働きのあるビタミンB群を積極的に摂取することをおすすめします。

ビタミンB2はレバーや鰻、B6はかつおやまぐろ、、、
豊富に含まれてる素材を頭に入れておけば毎日の食事を考える上でのヒントになります。

ウイルス性は免疫力がおちると出来やすいのでアフタ性同様に疲れやストレスをためない生活が大切です。

それでも繰り返す。。。

そんなときは金属アレルギーだけでなく、素材に含まれる夾雑物が影響している可能性もあります。
その場合は、セラミックなどの交換を検討されてもよいかもしれませんね。一度かかりつけの歯科医などに相談されてみてはいかがでしょうか?

◎早く治す為の4か条◎
●身体を休める
●傷口を清潔に保つ
●病院へ行く(2週間以上治らない、症状が広範、何回も繰り返す、、等の時)
●刺激物× アルコール× タバコ×

虫歯の治療はどのようにするの?痛くなくても治療しないといけないのか?|大阪市福島駅の歯医者|しげまつ歯科福島駅北クリニック

こんにちは!福島駅近くにあるしげまつ歯科福島駅北クリニック 院長の重松です。

お口の中の病気の2大疾患は、歯に穴が開いてくる虫歯と歯の周りの骨がやせていく歯周病です。その虫歯に対する治療は進行の具合や症状によって異なります。また、虫歯が認められても痛みが無く、治療しないといけないのか疑問に感じてしまうこともあるかと思います。これから、虫歯の治療方法と痛みが無くても治療したほうがいいのかなどについて説明します。

虫歯の治療方法

虫歯は進行の程度によって治療方法がことなります。

O(カリエスオブザベーション、要観察な初期虫歯)は、ごく初期の虫歯であるため、治療をしなくても唾液などの作用によって元の状態に戻ることが期待できるため、歯磨き指導をして、正しく歯磨きが出来るようにして経過を見ます。

1は、歯の表面のエナメル質まで進行した虫歯です。この場合、虫歯の部分のみ注意深く削りCRという樹脂で埋める治療を行います。初期の浅い虫歯なので麻酔なしで治療が行えることもあります。

2は、エナメル質の下にある象牙質まで進行した虫歯です。ここまで進行すると、冷たいものがしみてくることもありますが、無症状の場合もあります。C1より深いため、麻酔をして虫歯を削って治療を行います。虫歯の範囲が小さい場合は、削った部位をCRで埋めます。大きい場合は、インレーと呼ばれる詰め物で埋めて治します。

3は、神経まで進行した虫歯です。温かいものがしみたり、ズキズキとした激しい痛みを生じます。そのため、麻酔をして神経を取る治療を行います。神経を取った後、神経があった歯髄腔に感染予防の薬を詰め、虫歯で削ったところを補強して、最終的に全体を覆うクラウンで元の歯の状態に戻して、機能を回復させます。

4は、虫歯が根まで進行して、歯として今後機能が見込めない場合は保存不可能として抜歯の適応となります。抜歯した後は、入れ歯、ブリッジ、インプラントで補います。

虫歯で痛くなくても治療するときとしないとき

上述のように、虫歯は初期段階では痛みがなく、進行しても中等度であれば痛みが出ないこともあります。痛みが出るころには中等度~重度に進行してしまっているため、神経を取ったり、最悪歯を抜かないといけないこともあります。痛みがない=虫歯がないというわけでは決してありません。そういった痛みがない虫歯も処置しないとそこからどんどん進行して悪化してしますので、早いうちの治療が必要です。再石灰化が期待できるくらいのごく小さな虫歯の場合、治療せずに経過を見る場合もあります。

まとめ

痛くないから大丈夫ではなく、定期的に検診を受け、虫歯があるかないかをしっかり診断してもらいましょう。虫歯が無ければ一番ですが、あったとしても虫歯は早期発見、早期治療が削る範囲も少なくて済み、期間も費用も少なくて済みます。またそれ以上に定期的に歯科医院でクリーニングしてもらう習慣を身に付け、虫歯になってから治すのではなく、虫歯にならないように心がけましょう。

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