重松歯科医院ブログ
あなたの未来を変えるお口のメンテナンス(定期検診)
こんにちは。
しげまつ歯科福島駅北クリニックの院長、歯科医師の重松です。
日々診療をしていて感じるのは、「もっと早くメンテナンスに来ていれば、こんなに歯を失わずに済んだのに…」という患者さまが実に多いことです。
多くの方は、「痛くなったら歯医者に行く」という考えがまだまだ根強く残っています。
しかし、本当に歯を守るには、「痛くなる前に通う」ことが重要なのです。
今回は、歯科医師の立場から、歯科メンテナンスの意義と、全身の健康にまで及ぶその恩恵について、科学的根拠とともに詳しくお話ししたいと思います。
- メンテナンスの重要性とは?
歯科メンテナンスとは、治療が終了した後に行う「予防を目的とした定期的な管理」です。
歯周病や虫歯は、生活習慣や細菌環境の影響を強く受けるため、治療しても再発するリスクが非常に高い疾患です。とくに歯周病は、自然治癒することはなく、放置すると歯を支える骨が溶けていき、やがて抜歯に至ります。
歯周病菌は3〜4ヶ月で元のレベルに戻るという研究結果があり、およそ3ヶ月に一度の定期管理が効果的とされています。
一度治した歯や歯ぐきの健康状態を維持し、再発を防ぐために、歯科医院での定期的なメンテナンスは欠かせません。
- メンテナンスでは具体的に何をしているのか?
「歯の掃除をしてもらうだけでしょ?」とおっしゃる患者さんもいらっしゃいますが、私たち歯科医療従事者が行うメンテナンスには、専門的な検査と処置が組み込まれています。
主な内容は以下のとおりです:
- 歯周ポケットの測定と出血評価:歯と歯ぐきの隙間の深さをチェックし、炎症の有無を判定します。初期の歯周病(歯肉炎)は自覚症状がないことが多いため、この検査で早期発見・早期対処が可能になります。
- スケーリング(歯石除去):歯石は細菌の塊であり、歯周病を進行させる主因です。専用の器具(超音波スケーラーや手用スケーラー)で丁寧に除去します。
- ホームケアの指導:患者さん一人ひとりの口腔状態に応じたブラッシング法、歯間ケア、生活習慣の改善提案を行います。
- PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning):歯の表面を滑沢に仕上げ、細菌が再び付着しにくい環境を作ります。※自由診療で行います。
これらのステップにより、虫歯や歯周病の再発リスクを最小限に抑えることができます。
- メンテナンスと全身疾患の関係
近年、歯周病は「全身疾患の引き金」として注目されています。
歯周病と関連がある代表的な疾患:
- 糖尿病:炎症性物質の影響で血糖コントロールが悪化します。逆に、糖尿病患者では免疫力が低下するため歯周病が進行しやすくなります。
- 心筋梗塞・脳梗塞:歯周病菌が血管内皮に炎症を起こし、動脈硬化を促進する可能性があります。
- 誤嚥性肺炎:高齢者では、飲み込む力が低下し、口腔内の細菌が気道に入り込み肺炎を起こす危険性があります。
- 認知症:歯の本数と認知機能には相関があるとする研究もあります。噛むことの刺激が脳機能の維持に影響を与えるのです。
このように、口腔の健康状態は、単なる「歯の問題」ではなく、全身の健康に直結している重大な医療課題なのです。
- メンテナンスが将来に与える影響
歯を失うことは、単に「見た目の問題」や「食べにくさ」にとどまりません。歯の喪失は生活の質(QOL)を大きく損ないます。
たとえば、歯を失うことで以下のような影響が生じます。
- 食べ物が制限され、栄養状態が悪化
- 発音が不明瞭になり、会話のストレスが増す
- 顎骨が痩せ、顔貌が老けて見える
- 社会的交流が減り、心理的ストレスが増す
しかし、定期的なメンテナンスを行うことで、歯を1本でも多く守ることができ、結果として生活の満足度や自立度の維持につながるのです。
また、インプラント治療やブリッジなど高額な治療を避けるという意味でも、長期的な経済的負担の軽減が期待できます。
- メンテナンスと将来の残存歯数の関係
厚労省の「歯科疾患実態調査」では、定期的にメンテナンスを受けている人は、70歳時点での残存歯数が平均で20本前後という結果が出ています。対して、治療時だけ通う人は10〜13本程度にとどまることが多いのです。
これはつまり、「通い方」で歯の本数が倍近く違うということです。
歯が20本以上残っていれば、ほとんどの食べ物を自分の歯でしっかり噛むことができます。これを「8020(ハチマルニイマル)達成」と呼び、生涯健康の指標の一つとされています。
- メンテナンスをすると将来の年間医療費はどうなるか?
ある調査では、定期メンテナンスを継続している人の方が、年間の総医療費が平均約4万円以上少ないという結果が示されています。これは口腔疾患の再発を防ぐだけでなく、全身の健康リスクを軽減することによって、内科や整形外科などの受診機会が減少することが関係しています。
また、歯周病治療や抜歯、補綴(ほてつ)治療は1回あたりの医療費が高額になる傾向があり、これを未然に防ぐことで、長期的には10万円以上の差が生まれることも珍しくありません。
つまり、**メンテナンスは「支出」ではなく「投資」**と捉えるべきなのです。
最後に
歯の健康は、毎日の生活の質に直結しています。
患者さんが「痛い」と訴えるときには、すでに取り返しのつかない状態になっていることも少なくありません。
私たち歯科医師にとって理想的なのは、患者さんがいつまでも自分の歯で、美味しく、楽しく、健康的な生活を送ることです。そのためには、治療よりも「予防」が圧倒的に大切です。
「治すための通院」から、「守るための通院」へ。
未来の健康なあなた自身のために、ぜひ、定期的な歯科メンテナンスを習慣化してください。
私たちしげまつ歯科福島駅北クリニックでは、患者さん一人ひとりに合わせた予防プランをご提案しています。
ご不明な点やご相談があれば、どうぞお気軽にご連絡ください。
歯医者に10年行かないとどうなる?
皆さん、こんにちは。
大阪市福島駅近くのしげまつ歯科福島駅北クリニック 院長の重松です。今回はネット上でよく検索されている質問について、ブログ上で解説をしていきたいと思います。
今回の質問は「歯医者に10年行かないとどうなる?」です。
歯科医院に行かずに放置することで、歯や口腔全体の健康にどのような影響があるのでしょうか?今回のブログでは10年間歯医者に通わなかった場合に考えられるリスクについて、専門的に深掘りして解説していきたいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 虫歯(う蝕)の進行
歯科医院での定期検診やクリーニングを受けなければ、初期の虫歯を見逃す可能性が高くなります。初期段階の虫歯は痛みがないため、患者さん自身で気づかないことが多いです。しかし、虫歯が進行すると、歯の神経に到達し、激しい痛みや歯の崩壊を引き起こします。
虫歯の進行段階について説明したいと思います。
- C0:初期の虫歯(エナメル質表面の変化)
この段階ではフッ素塗布や適切なセルフケアにより自然治癒する可能性があります。
- C1–C2:中期の虫歯(エナメル質から象牙質まで進行)
痛みを伴わないことが多く、この段階での発見が重要です。歯科医院での治療が必要になります。
- C3:重度の虫歯(神経に到達)
強い痛みが生じ、根管治療(歯の神経を取り除く治療)が必要となります。
- C4:歯の崩壊
歯が大きく破壊され、抜歯が唯一の選択肢になることもあります。
虫歯が進行すればするほど治療が複雑になり、費用や時間の負担も増加します。そのため、初期段階での発見と治療がとても重要です。
また、虫歯が進行することで、隣接する歯にも影響を及ぼし、さらなる虫歯の連鎖が発生することがあります。特に噛み合わせに問題が生じると、咀嚼効率が低下し、消化器官への負担が増える可能性もあります。
- 歯周病の進行
歯周病は、歯肉炎から始まり、進行すると歯槽骨の破壊につながる慢性疾患です。初期段階であれば治療が比較的簡単ですが、進行すると大きな問題を引き起こします。
歯周病の進行段階を説明します。
- 歯肉炎
歯肉が赤く腫れ、出血しやすくなります。この段階ではブラッシングや歯科医院でのクリーニングによって改善が可能です。
- 軽度歯周炎
歯槽骨の軽度な破壊が始まり、歯茎が後退します。早期に治療を行うことで進行を食い止めることができます。
- 中等度歯周炎
骨の破壊が進み、歯がぐらつくようになります。場合によっては外科的な処置が必要です。
- 重度歯周炎
歯槽骨の大部分が失われ、歯が自然に抜けることもあります。歯周病が進行することで、噛む機能が著しく低下し、全身の健康にも悪影響を及ぼします。
歯周病は無症状で進行することが多いため、定期的な検診と予防ケアが不可欠です。また、歯周病の原因となるプラークは、歯と歯茎の境目に蓄積しやすく、適切な歯磨きができていない場合には特にリスクが高まります。歯周病菌は口腔内だけでなく、全身にも悪影響を及ぼすため、特に注意が必要です。
- 口腔内環境の悪化と全身への影響
口腔内の衛生状態が悪化すると、以下のような問題が発生します。
- 口臭や歯の着色
プラークや歯石の蓄積により、口臭が強くなったり、歯が黄ばむことがあります。
- 口内炎の発生
口腔内のバランスが崩れることで、口内炎やその他の炎症が起こりやすくなります。さらに、歯周病菌は血流に入り込み、全身に影響を与えることがあります
- 心疾患
歯周病菌が血管に侵入すると動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞のリスクが高まります。歯周病菌が引き起こす炎症は、全身の血管に影響を及ぼし、動脈の内壁にプラークが蓄積することで、血流の障害を引き起こします。
- 糖尿病
歯周病は糖尿病のコントロールを悪化させ、逆に糖尿病が歯周病の進行を加速させるという相互関係があります。この関係は、血糖値が高い状態が歯周病菌の繁殖を助長し、また歯周病による炎症がインスリン抵抗性を増大させることで悪循環を引き起こします。
- 誤嚥性肺炎
高齢者の場合、口腔内の細菌が誤って肺に入ることで誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが増加します。特に、飲み込む力が低下している高齢者においては、口腔内の細菌を誤って吸引することが原因となりやすく、定期的な口腔ケアが非常に重要です。
口腔内の状態が全身に影響を及ぼすという事実は、近年の研究でも明らかにされています。特に、慢性的な炎症が全身の健康に悪影響を与えることがわかっており、口腔ケアの重要性がますます強調されています。
- 咬合機能の低下
10年間歯科医院に行かないことで、虫歯や歯周病の進行により、歯の喪失が起こります。これにより噛み合わせが乱れ、食べ物を十分に噛むことができなくなります。その結果、消化不良や栄養不足が起こり、全身の健康にも悪影響を与える可能性があります。
さらに、噛み合わせが悪くなると顎関節にも負担がかかり、顎関節症のリスクが高まることがあります。これにより、顎の痛みや開口障害、さらには頭痛や肩こりなどの症状が現れることもあります。
顎関節症は、噛み合わせの不良や歯の欠損、ストレスなどによって引き起こされることが多く、治療が遅れると慢性的な痛みや運動障害につながる可能性があります。早期に噛み合わせの調整を行うことで、これらのリスクを軽減することができます。
- 歯科医療にかかる費用と時間の増加
虫歯や歯周病が進行すると、治療には多大な費用と時間が必要になります。例えば、軽度の虫歯や歯肉炎であれば簡単な治療で済むものの、進行した虫歯や歯周病では以下のような複雑な治療が必要となる場合があります。
- 根管治療
神経まで達した虫歯に対する治療で、非常に時間がかかります。根管治療は細かな処置が必要であり、複数回の通院が必要になることが多いため、患者にとって大きな負担となります。
- 歯周外科手術
歯周病が進行した場合、歯肉や歯槽骨に対する外科的な処置が必要になります。歯周外科手術には、歯肉の切開や再生療法などが含まれ、痛みや腫れを伴うことがあるため、回復にも時間がかかります。
- インプラントや入れ歯
歯が失われた場合、インプラントや入れ歯などの治療が必要となり、経済的負担も大きくなります。インプラント治療は、手術が必要であり、骨の状態によっては骨移植が必要になる場合もあります。また、インプラントを安定させるためには十分な骨量が必要であり、歯周病によって骨が失われている場合には治療が困難になることがあります。
これらの治療は、患者さんにとって経済的負担だけでなく、精神的なストレスも増大させる要因となります。早期の発見と治療により、これらのリスクを未然に防ぐことができます。
まとめ
10年間歯医者に通わないことで、虫歯や歯周病が進行し、最終的には歯の喪失や全身の健康リスクが高まる可能性があります。早期発見と予防ケアは、長期的に見て最も効果的で経済的な選択です。定期的な検診を受け、正しいセルフケアを行うことで、健康な口腔環境を維持し、将来的な問題を防ぐことができます。
ぜひ、当院で定期検診を受け、将来の健康な口腔内を手に入れましょう。
歯の健康に良い食べ物と健康な食事の摂り方|大阪市福島駅の歯医者
「歯の健康に良い食べ物と健康な食事の摂り方」
大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック
歯科医師・院長 重松 知宏
こんにちは。大阪市福島駅近くの歯医者しげまつ歯科福島駅北クリニックの院長重松です。
今回は「歯の健康に良い食べ物と健康な食事の摂り方」でお話をしていきたいと思います。
歯の健康は全身の健康に直結しています。健康な歯を維持するためには、適切な歯磨きや定期的な歯科検診だけでなく、毎日の食事内容もとても重要です。今回のブログでは、歯の健康に良い食べ物と、どのように健康な食事を摂るべきかについて、詳しく解説していきたいと思います。ぜひ最後までご覧ください。
■歯の健康に良い食べ物
- 乳製品
カルシウムとビタミンDの豊富な供給源
乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)は、カルシウムとビタミンDの豊富な供給源です。これらの栄養素は、歯や骨の強化に不可欠です。カルシウムは歯のエナメル質を強化し、ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。
◎乳製品の種類と摂取方法
乳製品には多くの種類があります。例えば、無糖のヨーグルトにはプロバイオティクスが含まれているものもあり、腸内環境の改善にも役立ちます。チーズは手軽にスナック感覚として食べることができます。毎日の食事に適度に取り入れることで、歯と骨の健康をサポートしましょう。
- 緑黄色野菜
ビタミンとミネラルの宝庫
緑黄色野菜(ほうれん草、ケール、ブロッコリーなど)は、ビタミンA、ビタミンC、カルシウムなどの栄養素が豊富です。ビタミンAは唾液の生成を助け、ビタミンCは歯茎の健康を維持します。
◎具体的な摂取方法とレシピ
緑黄色野菜はサラダ、スムージー、炒め物などで簡単に取り入れることができます。例えば、ほうれん草とケールのスムージーは、ビタミンやミネラルを一度に摂取できる優れた方法です。ブロッコリーは蒸してサラダやスープに加えると、歯と全身の健康に役立ちます。
- ナッツ類
マグネシウムとカルシウムの供給源
アーモンド、クルミ、ピスタチオなどのナッツ類は、マグネシウムとカルシウムが豊富です。これらのミネラルは歯のエナメル質を強化し、虫歯の予防に役立ちます。
◎ナッツ類の選び方と食べ方
ナッツ類はそのままスナックとして食べることができますが、無塩のものを選ぶことが大切です。塩分の摂取を控え、健康的な栄養素を摂るために、自然のままのナッツを選びましょう。また、ナッツを刻んでサラダやヨーグルトに加えることで、食事にバリエーションを持たせることができます。
- 魚
オメガ-3脂肪酸とビタミンDの供給源
サーモンやマグロなどの魚は、オメガ-3脂肪酸とビタミンDが豊富です。オメガ-3脂肪酸は炎症を抑え、歯茎の健康をサポートします。また、ビタミンDはカルシウムの吸収を促進します。
◎魚の摂取頻度とレシピ
魚は週に2~3回摂取するのが理想的です。例えば、サーモンのグリルやマグロのステーキは、簡単に調理できる上に栄養価も高いです。魚を取り入れることで、バランスの取れた食事を実現し、歯と全身の健康をサポートしましょう。
- 果物
ビタミンCと繊維質の供給源
リンゴ、イチゴ、オレンジなどの果物は、ビタミンCと繊維質が豊富です。ビタミンCは歯茎の健康を維持し、繊維質は唾液の生成を促進し、口内を清潔に保ちます。
◎果物の種類と摂取方法
果物はそのまま食べることができますが、スムージーやサラダに加えることで、毎日の食事に取り入れやすくなります。例えば、朝食にフレッシュフルーツのサラダを取り入れることで、ビタミンと繊維質を手軽に摂取できます。また、果物はデザートとしても優れた選択肢です。
■健康な食事の摂り方
- バランスの取れた食事
全ての栄養素をバランス良く摂取
バランスの取れた食事は、歯の健康を維持するための基本です。各食事には、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランス良く含めるよう心がけましょう。
◎具体的な食事プランの例
朝食には、全粒パンにアボカドと卵を乗せたトースト、ヨーグルトとフルーツのボウル、昼食にはサラダとグリルチキン、夕食には野菜と魚のグリルなど、バリエーション豊かなメニューを考えてみましょう。これらの食事は、全ての栄養素をバランス良く摂取することができます。
- 規則正しい食事
食事のリズムを整える
規則正しい食事は、歯や全身の健康を保つために重要です。食事と食事の間に時間を空けることで、口内の酸性度を下げ、虫歯のリスクを減らすことができます。
◎食事のタイミングと工夫
1日3食の基本を守りながら、間食は健康的なものに制限しましょう。例えば、10時のおやつにナッツやフルーツを取り入れ、15時のおやつにはヨーグルトやチーズを選ぶと良いでしょう。これにより、血糖値を安定させ、過食を防ぐことができます。
- 間食の管理
健康的な間食を選ぶ
間食は適度に取り入れることが大切です。甘いお菓子や炭酸飲料は避け、ナッツ、果物、ヨーグルトなどの健康的な間食を選びましょう。また、間食の後には水を飲んで口内をすすぐようにしましょう。
◎おすすめの間食とその効果
例えば、アーモンドはビタミンEやマグネシウムが豊富で、満腹感を得られやすい間食です。また、ヨーグルトはプロバイオティクスが含まれているものが多く、口内環境の改善にも役立ちます。果物はビタミンと繊維質を補給できるため、バランスの取れた間食として最適です。
- 水分補給
充分な水分摂取
水分補給は、唾液の生成を助け、口内の洗浄を促進します。特に食後に水を飲むことで、食べ物の残りカスを洗い流し、虫歯のリスクを減らすことができます。
◎水の重要性と摂取方法
1日に8杯(約2リットル)の水を目安に飲むことが理想です。食事の前後には特に意識して水を飲むようにしましょう。水は0キロカロリーで、体内の老廃物を排出するデトックス効果も期待できます。
- 酸性飲料の制限
酸性飲料の摂取を控える
炭酸飲料やスポーツドリンク、果汁100%ジュースなどの酸性飲料は、歯のエナメル質を侵食する可能性があります。これらの飲料は、なるべく控えるようにしましょう。飲む場合は、ストローを使うことで歯への直接的な影響を減らすことができます。
◎代替飲料の提案
炭酸水や無糖のお茶は、酸性度が低く、歯に優しい選択肢です。また、果汁ジュースを飲む場合は、水で薄めることで酸性度を下げることができます。健康的な選択をすることで、歯のエナメル質を守りましょう。
■日常生活での注意点
- 歯磨きのタイミング
食後30分以降に歯磨き
食事後すぐに歯を磨くと、酸で軟化したエナメル質を傷つける可能性があります。食後30分以上経ってから歯を磨くようにしましょう。
◎正しい歯磨きの方法
歯磨きは少なくとも2分間、丁寧に行うことが大切です。歯ブラシは45度の角度で歯茎に当て、小さな円を描くように磨きます。また、歯と歯の間をしっかりと磨くために、デンタルフロスや歯間ブラシの使用もおすすめです。
- キシリトールの活用
虫歯予防に役立つガム
キシリトールガムを噛むことで、唾液の分泌が促進され、口内の酸性度が中和されます。これは虫歯の予防に効果的です。
◎キシリトール製品の選び方
キシリトールが主成分のガムやキャンディを選ぶ際には、他の甘味料や添加物が少ない製品を選ぶことが重要です。キシリトールは100%天然の甘味料であり、毎日少量を継続して摂取することで、虫歯予防に効果を発揮します。
- 定期的な歯科検診
歯科衛生士によるプロフェッショナルのチェックとクリーニング
定期的な歯科検診は、虫歯や歯周病の早期発見・治療に役立ちます。少なくとも半年に一度のペースで歯科医院を訪れるようにしましょう。
◎歯科検診の重要性と頻度
定期検診では、歯のクリーニング、フッ素塗布、レントゲン撮影などが行われます。これにより、見えない部分の問題を早期に発見し、適切な治療を受けることができます。特に子供や高齢者は、虫歯や歯周病のリスクが高いため、定期的な検診が一層重要です。
■まとめ
歯の健康を維持するためには、日々の食事内容と生活習慣が非常に重要です。バランスの取れた食事、規則正しい食生活、適度な間食の管理、充分な水分補給、そして定期的な歯科検診を心がけることで、健康な歯を維持することができます。皆さんも、今日から少しずつ生活習慣を見直し、歯の健康を守っていきましょう。
3D口腔内スキャナーとは?
「3D口腔内スキャナーとは?」
大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック
歯科医師・院長 重松 知宏
こんにちは!
大阪市福島駅近くにあるしげまつ歯科福島駅北クリニック 院長の重松です。
当院では3D口腔内スキャナーを導入したため、本日は3D口腔内スキャナーについてお話をしていきたいと思います。ぜひ最後までご覧いただければと思います。
□3D口腔内スキャナーとは?
そもそも「3D口腔内スキャナーとは何なのか?」ついて解説をしていきたいと思います。
3D口腔内スキャナーは、小型のカメラを用いて、口腔内をスキャンし、そのデータを活用して、詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)の作製、また矯正治療の型取り、インプラント治療にも活用できるデジタル装置のことです。名前の通り、3Dで口腔内をスキャンするため、より精緻なデータをもとに治療を進めることができます。この装置がない歯科医院の場合、従来どおりアルジネート印象材を用いて、型取りを行う必要があります。
□3D口腔内スキャナーのメリット
3D口腔内スキャナーのメリットは多岐にわたります。まず、何と言っても患者さんにとって非常に快適に治療を進めることができる点です。従来の印象採得では、お口に長時間、型取り用の装置を入れておく必要がありましたが、3D口腔内スキャナーを用いるとそのような工程がなく、スピーディーに型を取ることができます。また、それ以外にも下記のような優れた点があります。
高い精度: 口腔内スキャナーは3Dで口腔内の状態を様々な角度からスキャンするため、目視では把握しきれないかみ合わせの位置や正確なラインを把握することができ、より精度の高い歯科治療を提供することが可能になります。
迅速な診断: 3D口腔内スキャナーはその場で3Dデジタルモデルを作製することができるため、迅速な診断と治療計画の立案が可能になります。印象材を使用して型を取るとどうしても2~3日かかってしまう時間を短時間で済ませることができます。
データの簡易共有: 口腔内スキャナーは3Dでデータを収集することができるため、簡単に情報を共有することが可能です。スキャンした後にすぐに技工所にデータを送り、詰め物や被せ物の作製に取り掛かることができます。また難しい症例の場合は専門医にデータを送るなどして、連携して治療に取り掛かることができます。
環境への配慮: 3D口腔内スキャナーは環境にも優しいデジタル機器です。型取りに使用する印象材や模型にするための石膏もスキャンの場合では必要でなくなるため、資源節約・環境保護に繋がります。
患者さんへの説明ツール: 3Dで口腔内をスキャンするため、患者さんへの説明も分かりやすくなります。どうしても口頭だけだと理解しにくい治療内容も3D画像データを用いながら説明をすることができるので、患者さんも納得感をもって、治療に臨むことが可能になります。
□3D口腔内スキャナーのデメリットについて
3D口腔内スキャナーはメリットがほとんどで、デメリットは多くありません。挙げるとすると下記の3点になります。
・保険外治療のみでの使用
現在ではこのスキャナーを使用できるのは保険外診療のみで保険診療では使用することができません。しかしこの世の中や歯科業界のデジタル化の流れを考えると、近い将来保険でも適用になる可能性は考えられます。
・機械が高額
どうしても最新設備機器であるため、高額になってしまいます。値段は400万円から高額だと1000万円以上になるスキャナーもあります。そのためどの歯科医院でも受けられる治療ではありません。
・発注できる歯科技工所が限定される
デジタルに対応していない歯科技工所の場合は、作製依頼を出すことができません。そのため、歯科技工所を選定する必要が出てきます。
□口腔内スキャナーの応用について
口腔内スキャナーは型取りに使用するだけではなく、幅広い応用方法があります。下記に代表的な例を挙げておきます。
入れ歯製作: 矯正治療同様に、正確なデータを収集できるため、フィット感に優れた入れ歯を作製することが可能です。
インプラント治療: 口腔内スキャナーはインプラント治療との相性も非常に良いです。口腔内スキャナーで取得した3D画像データとCTで収集したデータ、2つのデータをもとに治療の診査診断を行うことができるため、より正確な治療シミュレーションを立てることができます。精度に加え安全性を高めるのにも役立ちます。
虫歯の発見と治療: より正確なデータを収集することができるので、むし歯の早期発見や見落としを防ぐことができます。また、3Dデータ画像をもとに治療を進めることができるので、むし歯の箇所だけを的確に取り除くことが可能になります。
□今後の展望
口腔内スキャナーの技術は絶えず進化しており、新たな機能や改善が加えられています。最新の技術のいくつかには、AIを活用した自動認識、高速スキャン、よりコンパクトなデザイン、そして診断精度の向上が含まれます。将来的には、より高度な機能や診断支援が期待されています。今後、口腔内スキャナーの普及がますます広まり、より多くの歯科医院がこの装置を採用していくでしょう。
□まとめ
歯科用口腔内スキャナーは歯科医療分野に革命をもたらしています。その高精度、迅速性、患者への快適さから、今後より多くの歯科医院で採用されていくでしょう。将来的にはさらなる進化が期待され、歯科医療の質と効率を大幅に向上させていくと思います。当院でも3D口腔内スキャナーを用いて、精度の高い治療を提供していきたいと思います。
大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック
歯科医師・院長 重松 知宏
歯科用CTとは?
「歯科用CTとは?」
大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック
歯科医師・院長 重松 知宏
こんにちは!
大阪市福島駅近くにあるしげまつ歯科福島駅北クリニック 院長の重松です。
当院では、本年度より歯科用CTを導入したため、本日は歯科用CTとはどういった設備なのか?どのようなメリットがあるかについて解説をしていきたいと思います。ぜひ最後までご覧いただければと思います。
□歯科用CTとは
歯科用CTは、歯科診療において使用される特殊なCT(コンピュータ断層撮影)装置です。口腔内や顎の構造を立体的に撮影することができ、歯や歯の根、顎の骨などの詳細な情報を収集することができます。この情報をもとに、より正確な診断と治療計画を立てることが可能となり、通常の歯科診療はもちろん、インプラント治療やなどの正確な診断と高度な技術を必要とする際には、診断と治療の質を向上させるために非常に重要な設備とされています。ただし、非常に高額な設備であるため、どの歯科医院にもあるものではありません。
□歯科用CTとレントゲンの違い
歯科用CTとレントゲンは、歯科診療における画像診断手段ですが、以下のような違いがあります。
- 画像の詳細さ
歯科用CTは、三次元の立体的な画像を提供します。これにより、歯や歯の根、顎の骨の詳細な形状や位置関係を把握することができます。一方、レントゲンは二次元の平面画像を得るため、情報の詳細さは限定されます。
- 立体視することができる
歯科用CTでは、立体的な情報が得られるため、歯や骨の立体構造を視覚的に理解することができます。これにより、より正確な診断や治療計画を立案することができます。一方、レントゲンでは平面的な情報しか得られないため、立体視することはできません。
- 被ばく線量
歯科用CTは、高解像度の画像を得るために必要な放射線量が比較的高い場合があります。一方、レントゲンは比較的低い放射線量で画像を得ることができます。ただし、どちらの方法でも被ばく線量は医療安全基準に適合しており、患者さんの安全性を確保していますので、ご安心ください。
- 撮影範囲
歯科用CTは、さまざまな範囲を設定でき、口腔内や顎のみだけでなく広範囲での撮影も可能です。一方、レントゲンは主に口腔内をターゲットにした画像診断になります。
まとめると、歯科用CTは詳細な三次元情報を提供し、立体的な視点から口腔内や顎の状態を把握することができます。一方、レントゲンは二次元の平面画像を提供し、口腔内の診断に使用されます。どちらの方法も、歯科診療において重要な役割を果たしていますが、目的に応じて適切な選択が行われます。
□医科用CTと歯科用CTの違い
医科用CTは、体全体の解剖構造や臓器の詳細な画像を収集するために使用されます。全身の骨格、内臓、血管など、さまざまな領域の評価や疾患の診断に広く利用されています。
医科用CTは、高解像度の画像を取得するために、比較的高い放射線量を必要とします。これにより、骨折、腫瘍、血管の異常など、さまざまな疾患の診断や治療計画の立案に役立ちます。
一方、歯科用CTは、主に口腔内や顎の構造を撮影するために使用されます。歯や歯の根、顎の骨など、口腔内の詳細な情報を視覚化することができます。歯科用CTは、従来のレントゲン撮影では得られない細部の情報を提供し、より正確な診断と治療計画の立案に役立ちます。歯科用CTは、比較的低い放射線量で撮影が行われるため、安全性が確保されています。
医科用CTと歯科用CTの主な違いは、以下の通りです。
- 対象領域
医科用CTは体全体の解剖構造や臓器を対象に撮影します。一方、歯科用CTは口腔内や顎の構造を対象に撮影されます。
- 解像度と範囲
医科用CTは広範囲の解像度を持ち、体全体の詳細な画像を提供します。歯科用CTは、口腔内や顎の構造の微細な詳細を捉えるために高い解像度が求められます。
- 放射線量
医科用CTは高解像度の画像を得るために比較的高い放射線量を必要とします。一方、歯科用CTは比較的低い放射線量で撮影が行われるため、安全性が確保されています。
- 目的と用途
医科用CTは、さまざまな疾患の診断や治療計画の立案に使用されます。歯科用CTは、主に歯科診断と治療計画のために使用されます。
歯科用CTと医科用CTは、それぞれの領域で重要な役割を果たしており、画像診断の進化において不可欠なツールです。専門医の的確な診断と適切な治療のために、両者の活用が求められています。
□歯科用CTのメリットとは
歯科用CTのメリットは下記の通りです。
- 正確な診断のための詳細な情報提供
CTスキャンは、顎の骨の密度、厚み、歯の位置関係、根の形状など、詳細な口腔内情報を視覚化します。これにより、歯科医師はより正確な診断を行い、患者さんに適切な治療計画を提案することができます。従来のレントゲン撮影では見えなかった細かな部位まで確認できるのが、CTスキャンの大きな特徴です。
- 治療計画の立案と予測可能性の向上
CTスキャンによって得られる詳細な情報は、歯科医師が治療計画を立案する際に非常に役立ちます。例えば、インプラント治療の場合、CTスキャンによって顎の骨の状態や歯との位置関係を正確に把握し、手術の予測可能性を高めることができます。これにより、手術の成功率を向上させることができます。
- 安全性と快適性の確保
CTスキャンは非侵襲的な検査方法であり、患者さんにとって安全で快適な体験となります。撮影時間は短く、患者さんは装置に入ってゆっくりと体を動かさずに撮影を受けるだけです。また、最新のCTスキャン機器は、低線量の放射線を使用するため、安全性が確保されています。
- 早期発見と予防のサポート
CTスキャンによって口腔内の状態を詳細に把握することができるため、早期に異常を発見することができます。早期発見により、歯周病や顎関節症などの疾患の進行を防ぐことができます。予防的なアプローチは、歯の健康を維持するために非常に重要です。
□まとめ
歯科用CTは、口腔内の詳細な情報を立体的に把握し、正確な診断と最適な治療計画を立案するための革新的なツールであり、インプラント治療や歯周病治療、歯の矯正治療や抜歯の計画、顎関節疾患の診断など、様々な歯科治療において活用されます。高い解像度で詳細な情報を提供し、撮影時間が短く被ばく線量が比較的低いため、患者の安全性と快適性が確保され、歯科診療のクオリティ向上に大きく貢献します。
当院でも歯科用CTを導入し、今後もより精度の高い治療を提供していきたいと思います。お口のことでお困りのことがあれば、しげまつ歯科福島駅北クリニックまでお気軽にお問い合わせください。
大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック
歯科医師・院長 重松 知宏
「親知らず治療とは?親知らずは抜く必要があるのか」
「親知らず治療とは?親知らずは抜く必要があるのか」
大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック
歯科医師・院長 重松 知宏
https://www.rbds.jp/staff/
こんにちは。大阪府、大阪市、しげまつ歯科福島駅北クリニックの院長の重松です。
本日は親知らず治療とは?親知らずは抜く必要があるのか?というテーマでお話をしていきたいと思います。ぜひ、最後までご覧いただければと思います。
□親知らずとは?
皆さんは親知らずというものを正しく理解していますでしょうか。まずは親知らずとは何なのかについてお話をしていきたいと思います。
親知らずは大臼歯で一番うしろに生えてくる歯のことです。前から数えると8番目に位置する歯のことを親知らずと言います。
この親知らずが生えやすいタイミングは10代の後半から20代の後半と言われていますが、様々なケースが発見されており、80歳で生えてきたという事例もあります。
親知らずと呼ばれるのはこの生えてくるタイミングから来ているとも言われています。10代の後半から20代の後半に生えやすいので、親に知られず生えてくる歯=親知らずと呼ばれるようになったのではないかという話です。諸説あるようなので、気になる方はぜひ一度調べてみてください。
□親知らずの役割
親知らずは皆さん何本あるかご存知ですか?親知らずは通常4本生えてきます。上顎の左右に1本ずつ、下顎の左右に1本ずつの計4本です。但し、例外もあります。もともと親知らずが生えてこない方は、上顎だけの人、下顎だけの人もいます。
ではこの親知らずの役割はなんでしょうか。結論から言うと固い食べ物を噛むためです。
現在では様々な食物がありますが、人間がこの地球に誕生した時には狩猟生活が基本です。そのため、固い獣の肉や木の実を食べて、生き抜く必要がありました。そのため、親知らずという歯がその固い食べ物を噛み潰すという機能を果たしていました。
しかし、現代においては過去に比べると柔らかい食べ物が多くなり、現代人の顎は非常に華奢で、細い顎になってしまいました。
その結果、昔の人間の親知らずはまっすぐ生えてきていたのですが、顎が狭くなったせいで、まっすぐ生えるスペースがなく、完全に生えきらない、もしくは埋まったまま生えてこないという状態になるケースが多く見られるようになってしまったのです。
□親知らずのデメリット
ここまで親知らずとは何なのか?親知らずの役割についてお話をしてきましたが、現代人における親知らずがあることでのデメリットについて触れていきたいと思います。
先程もお伝えしたとおり、現代人の親知らずは正しく生えてこない、もしくは埋まったままとお伝えをしました。この状態が親知らずがあることのデメリットにそのまま直結します。
まず1つ目の歯が正しく生えないということについてですが、この状態を放置すると様々なリスクが生じます。
歯が正しく生えていない=歯の管理が難しいということになります。
つまり清掃が行き届かず、歯周病やむし歯のリスクが高まります。実際に親知らずがむし歯になったり、歯ぐきが腫れて来院されるケースが非常に多いです。更に、清掃が行き届かないことにより、口臭の原因ともなります。
その他、斜めに生えるケースが多いので、手前の歯を圧迫させ、痛みや腫れの原因にも繋がります。このように様々な問題を引き起こしてしまいます。
2つ目の完全に埋まったままの状態ではどのようなリスクが伴うかについてお話をしたいと思います。
これは正しくまっすぐ埋まっていれば、問題にならないケースもあるのですが、横を向いて埋まっている場合、手前の歯を押して歯並びに影響すると言われています。
また、嚢胞(のうほう)という症状になることがあります。嚢胞とは歯茎の中にある親知らずの周りにできる袋状の病変のことを言います。この状態を放置すると、嚢胞がどんどん大きくなり、歯の痛みや歯の腫れを発生させることにも繋がります。
つまり完全に埋まっている場合でも、リスクが伴うケースがあるということです。
□親知らずは抜歯した方が良いのか?
この場合は3パターンで考えていくと良いです。➀全部が完全に埋まっている親知らずのパターン、②歯の一部または半分が埋まっている親知らずのパターン、③普通に全部生えているパターンの3つです。
まずは②の半分埋まっている親知らずの場合は、結論から言うと抜歯をした方が良いです。これは前述の通り、むし歯や歯周病、口臭といった様々な問題を引き起こすリスクがたかいからです。
次に➀の完全に埋まっている場合は、あまり何も起きないリスクの低い親知らずはそのままにしておくことが多いです。完全に埋まっている場合は骨の深く中まで埋まっているので、歯ぐきを切ったり、骨を削ったりと抜くことに関してもリスクが生じます。
最後に③の普通に全部生えているパターンの場合は、しっかりとその親知らずの歯磨きができていて、虫歯や歯周病のリスクは低い場合はそのまま抜かないでいいことも多いです。
しかし親知らずは位置的に歯磨きが難しいので、もう虫歯になってしまっている場合や、親知らずの周りが腫れてきたりする場合は抜歯をした方がいいです。
親知らずを抜いたほうがいいか、そのままの方がいいのかを判断をするには、しっかりと親知らずの状態を確認する必要がありますので、かかりつけの歯科医師とご相談されることをおすすめいたします。
□親知らずを抜くタイミング
では親知らずを抜くタイミングとして適切な時期についてお話をしたいと思います。結論から言うと、抜くのであればできるだけ早い時期に抜いてしまうのが良いかと思います。これは骨は年を取っていくと固くなっていくので、年を取ってから抜こうと思うと難しいことが多いです。若いうちは骨も柔らかく抜きやすいことが多いです。またリスクの高い親知らずをそのままにしておくと、手前の歯が虫歯になってしまったりすることが多いので、そういった意味でもできるだけ早くに抜いてしまった方がいいです。
妊娠・出産を考えている方も親知らずを抜いた方が良いかと思います。理由の一つはホルモンランスです。妊娠・出産となるとどうしてもホルモンバランスが崩れるので、中途半端に生えている親知らずは更に炎症を起こしやすくなります。また、つわり等で奥歯までブラッシングすることが難しくなり、更にむし歯や歯周病というリスクが高まってしまいます。また妊娠中、出産後の授乳中は飲み薬に制限があるので、妊娠中、出産後の抜歯は難しくなります。
矯正治療を行う患者様にも親知らずの抜歯を勧めることが多いです。矯正器具でキレイな歯並びにしたとしても、親知らずが前の歯を押し出し、以前の歯並びに後戻りしてしまうというリスクが高まります。
□まとめ
親知らずをには抜歯をした方が良いかどうかは、それぞれの状態によって変わってきます。なのでまずはしっかりと調べてくれる歯医者さんに通いご判断されることをおすすめします。当院でも親知らず治療を行っておりますので、お困りのことがあれば、ぜひご相談ください。
大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック
歯科医師・院長 重松 知宏
https://www.rbds.jp/staff/
歯科医院における完全個室ユニットは感染対策に効果的なのか?|大阪市福島駅の歯医者
「歯科医院における完全個室ユニットは感染対策に効果的なのか?」
大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック
歯科医師・院長 重松 知宏
https://www.rbds.jp/staff/
□完全個室ユニットをなぜ導入したのか?
多くの歯科医院では、仕切りのないオープンなユニット、
もしくはパーテーションで区切った半個室のようなユニットがほとんどかと思いますが、
当院では完全にすべてのチェアユニットが独立した完全個室制を導入しています。
そもそもなぜ、この完全個室ユニットを導入したのか。理由として主に3つあります。
1つ目は、プライバシーに配慮した空間を創りたかったからです。
当医院では患者様に納得して治療を受けていただきたいので、患者様への説明を重要視しております。
その中でお口の中の写真やレントゲン写真、お口の状態や治療内容がオープンスペースでは
隣や周りに丸見え・丸聞こえになってしまいます。
そういったことをなくすために安心して説明をしっかりと聞いていただきたいという思いから完全個室を導入しました。
また患者様からお口の事に関して、本来はいろいろと相談したいけど、
周囲に人がいてなかなか相談しにくいという患者様も一定数いると思います。
そのようなことがないよう患者様からのご要望もしっかりとお聞きしたいので、
当院では完全個室にすることで、患者様が本来抱えているお悩みを気兼ねなくお話いただける環境をつくっています。
実際に当院にお越しいただいている患者様の中で、完全個室だから気軽に相談できると仰ってくださる患者様多数もいます。
また、歯科医院で知り合いと遭遇するということもしばしば見受けられます。
ましてや当院はオフィス街にあるので、職場の方や取引先の方と会うケースも0ではなく、
そうなると落ち着いて治療を受けることができません。
そのような可能性をできる限り低くするために、当院では完全個室制を導入しました。
2つ目は、治療に集中できる環境づくりです。
どうしてもオープンなユニットやパーテーションだけのユニットでは、
外部の雑音や会話が耳に入ってしまい、100%集中しにくい環境になってしまいます。
そうなると、治療のパーフォーマンスが低下し、治療に遅れが生じたり、
患者様にご納得いただける治療をご提供できない可能性が高まります。
当院ではそのようなことがあってはいけないと考え、100%治療に集中できる環境を整えたいと思い、
完全個室制を導入しました。
3つ目が、一番重要な感染予防です。
最近の新型コロナでもよく言われる「エアロゾル」が歯科治療ではどうしても発生してしまいます。
「エアロゾル」とは、歯を削る時、歯石を取る器具を使用する際に、
空気上に噴霧される、切削片や血液・唾液の混じった微粒子のことです。
この微粒子が、院内感染をもたらす感染源となるのですが、
これがオープンスペースやパーテーションだけの仕切りになると、
色々なところに「エアロゾル」は飛び散ってしまいます。
しかし完全個室の場合は、診療室はその患者様ひとりのスペースなので、
他の患者様の「エアロゾル」が飛び散ってくるといった心配はありません。
そのために患者様患者様間で起こる相互感染のリスクをほぼ無くすことができます。
現在まで歯科医院での大きなクラスターは発生していないので、
オープンなユニット、パーテーションで区切ったユニットだけの歯科医院が危険かというそういう訳でもないとは思いますが、
完全個室ユニットはパーテーションの区切りだけではなく
診療室が完全に部屋ごとに分かれているために感染対策に極めて有効だと考えています。
また、エアロゾルの約70%は器具から出た水で残りの部分が削片や体液ですから、
これに含まれるウィルスの量はくしゃみや咳による飛沫する唾液に含まれるウィルス量と比べて、非常に少ないと言えます。
そして、エアロゾルは飛沫直後に沈降するので、飛沫域はごく狭いエリアに限定されます。
必要以上に歯科医院を恐れる必要はありません。
それ以上、治療を先延ばしにしたり、定期検診に通わなくなることによる口腔内の悪化、
そして全体免疫の低下の方が、感染リスクを高めることに繋がります。昔から口腔内を清潔に保つことが、
インフルエンザ予防につながるといった事が言われてきましたが、
現在の新型コロナ感染症に対してもインフルエンザと同じく
口腔内を清掃に保つことが予防に効果があるということがわかってきました。
このような状況だからこそ、清潔な口腔内を保つことに意識を向けましょう。
□まとめ
当院が完全個室を導入するのは
① プライバシーに配慮した空間を創るため
② 治療に集中できる環境を作るため
③ 感染予防の為
の3つの理由からです。
当院では、今後も福島区・福島駅周辺にお住まいの方が、安心して通える歯科医院づくりを徹底してまいります。
大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック
歯科医師・院長 重松 知宏
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歯周病の特有の臭いとは?|大阪市福島駅の歯医者
「歯周病の特有の臭いとは?」
大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック
歯科医師・院長 重松 知宏
□歯周病の特有の臭いとは?
皆さんは歯周病という感染症をご存知ですか?
恐らく一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
では、歯周病にも特有の臭いがあることはご存知でしょうか?
実は歯周病はお口の単なる病気だけではなく、
臭い、つまり口臭のもとにもなる病気の1種と言われています。
今回のブログでは、そもそも歯周病というものがどんな病気なのか、
歯周病がどんな臭いを発するのか、歯周病の治療方法などについて
お話をしていきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
□歯周病とは?
歯周病とは簡単に言うと、歯を支える周りの歯周組織の病気のことです。
歯と歯ぐきの間に繁殖する細菌により感染し、歯周組織に何かしらの炎症をもたらします。
その炎症の具合によって2つの段階に分けられます。
1つ目が歯ぐきだけに炎症が限定される場合は歯肉炎、
それ以上進行すると歯周炎と呼ばれます。
□歯肉炎と歯周炎の症状とは?
歯肉炎はその名前の通り、歯肉だけの炎症のため、歯ブラシをした際に、
時々出血が伴う時があります。また、歯ぐきが少し赤く腫れたりすることもあります。
歯周炎の軽度の場合は、歯磨きをすると、出血をすることが多くなります。
また、歯ぐきがムズムズしたり、歯が浮く感覚になることがあります。
軽度から中度に進行した場合、歯ぐきから膿が出て、食べ物が噛みにくくなります。
また、歯ぐきが腫れ、口臭が気になるようになります。
更に進行し、重度の場合は、歯のぐらつき、
そして歯ぐきからもいつも膿が出ている状態になり、
食べ物が噛めなくなってしまいます。
そして、口臭はかなりきつい状態に陥ってしまいます。
□歯周病にかかっている人はどれくらい?
それでは、日本人の約何割の方がこの歯周病にかかっているでしょうか。
答えは約82.5%の人が歯周病にかかっていると言われています。
しかもこの歯周病にかかっている確率は日本に限定した話ではありません。
実は歯周病は世界で最も感染者の多い病気として、
2001年にギネスに認定されているほど、全世界の人々にとってより身近な病気なのです。
□歯周病の原因とは?
歯周病の直接的な原因はプラーク(歯垢)です。
プラークとは歯の表面に付着している細菌の塊で、
白色もしは黄白色をしているので、目ではわかりにくいですが、
舌で触るとザラザラしているのが特徴です。
このプラークは粘着性に優れているので、
うがいをしただけでは、取り除くことはできません。
このプラークが歯と歯ぐきの隙間に入り込み、
細菌が出す毒素によって、歯ぐきに炎症を起こすのです。
□歯周病のセルフチェック
下記のような症状がある方は、歯周病にかかっているかもしれません
・歯がきがムズムズしてかゆい
・歯ぐきが浮いた感じで腫れぼったい
・歯を磨くと歯ぐきから出血する
・朝起きた時、口の中がネバネバしている
・歯ぐきを押すと血が出る
・口臭を指摘された(自分で口臭があると感じる)
上記3つ以上当てはまる方は歯周病の軽度から中程度の疑いがあるので、
まずはかかりつけの歯科医院に診てもらうようにしましょう。
□歯周病の特有の臭いとは?
歯周病が進行すると歯ぐきのポケットが深くなり、
そこに細菌が溜まることで、口臭の原因となる臭いが発生します。
口臭の主な原因と言われているのが、
「VSC(発揮性硫黄化合物)」と呼ばれているものであり、
このVSCは非常に気化しやすい物質のため、すぐに口臭となって発生します。
口臭の原因物質であるVSCの代表的なものは、
「硫化水素」「ジメチルサルファイド」「メチルメルカプタン」という3つのものがあります。
その中で、特に歯周病と関連のあるものが、最後の「メチルメルカプタン」です。
臭いの特徴としては、たまねぎの腐った臭いや生ゴミの臭いに例えられるぐらい、
強烈な臭いを発生します。
このような臭いを感じる、もしくは指摘をされた場合は、
すぐにかかりつけの歯科医院へのご相談をおすすめします。
□歯周病の恐怖
歯周病はお口に限定した病気として考えている方が多いのではないでしょうか。
実はこの歯周病は全身の病気とも深く関わりのある怖い病気なのです。
歯周病が影響を及ぼすと言われている主な疾患は下記の通りです。
◎認知症
この認知症との関わりについては、
昨年九州大学の研究チームにより、研究結果が発表されました。
その内容は、歯周病菌をマウスに投与したところ、
アルツハイマー型認知症の原因物質であるタンパク質「アミロイドβ」が、
歯周病菌を投与していないマウスに比べて、約10倍検出され、
加えて記憶力も大きく低下したという研究結果を発表しました。
◎糖尿病
糖尿病と歯周病には深い関わりがあります。
糖尿病になると免疫が低下します。つまり免疫が下がることにより、
口腔内にある細菌に対しての抵抗力も下がり、歯周病にかかりやすくなってしいます。
また、歯周病になると、菌から出る毒素が血液を介して全身に拡がり、
それがインスリンの働きを低下させ、結果として血糖値をあげると考えられています。
◎肺炎
高齢者の死亡原因の第一位は肺炎と言われていますが、
その肺炎の中でも口の中の細菌が入り込むことによって、
引き起こす肺炎を誤嚥性肺炎と呼ばれます。
この誤嚥性肺炎を引き起こした方の肺の中から、
歯周病の原因菌と言われる嫌気性グラム陰性桿菌などが高い頻度で見つかることから、
肺炎と歯周病は関連性があるとされています。
◎早産・低体重児出産
歯周病にかかっている妊婦さんとそうではない妊婦さんと比較した場合、
歯周病にかかっている妊婦さんの方が早産になる確率が高いというデータが出ています。
その要因としては、歯周病が進行して歯ぐきの炎症が出ると、
歯周組織の中にプロスタグランジンE2が増えます。
このプロスタグランジンE2は陣痛促進剤として使用されており、
子宮の縮小や子宮頸部の拡張作用を促進する働きがあり、
結果として早産に繋がりやすいと言われています。
◎心臓病
歯周病と心臓病は糖尿病と同じく深い関連性があります。
原因は歯周病菌の原因となる菌が心臓の血管をつまらせ、
心臓の血管の細胞に障害を与えることがアメリカの研究チームで明らかになっています。
◎骨粗しょう症
歯周病で歯を失うことにより、食べ物を噛む力が弱まり、
バランスよく食事を摂ることができなくなります。
結果として、体全体の骨密度が低下し、身体全体に悪影響を及ぼすと言われています。
□歯周病特有の臭いを治すには?
歯周病が原因の口臭の場合は、徹底してプラークを除去していく必要があります。
このプラークを除去する場合は、日頃からのブラッシングが重要です。
ブラッシングをサボったり、いい加減にしていると、改善することはありません。
まずはしっかりとブラッシングをしていただきたいのですが、
正しいやり方を覚える必要があります。
歯科医院では、衛生士によるブラッシング指導を行っておりますので、
まずはかかりつけ医で正しいブラッシングの方法を習得しましょう。
またプラークは放置すると石灰化して固い石のような歯石に変わります。
歯石になってしまうとブラッシングでは取り除くことはできないため、
歯科医院で専用器具を使っての除去が必要です。
歯周病が重度の場合は、より深い歯周ポケット内にプラークや歯石が溜まっているため、
除去するのにより時間も回数もかかってしまいます。
また歯周病でなくなってしまった骨は元には戻らないため、
重度になる前に早期発見、早期治療が重要です。
□まとめ
歯周病は誰でもかかりやすい感染病の1つです。
だからといって安易に歯周病を捉えてはいけません。
歯周病と全身疾患の関係性は研究でも明らかにされており、
放置していると、とても大きな病気を発症することに繋がります。
まず口臭を感じている方は、かかりつけの歯科医院にご相談いただき、
プロにより治療を受けることをおすすめいたします。
当院でも衛生士による歯周病治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック
歯科医師・院長 重松 知宏
大阪市のインプラント治療の相場とは?|大阪市福島駅の歯医者
「大阪市のインプラント治療の相場とは?」
大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック
歯科医師・院長 重松 知宏
□大阪市のインプラント治療の相場とは
皆さんはインプラント治療というものを知っていますか?
恐らくほとんどの方がこのインプラント治療という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。それだけ、インプラント治療は皆さんにとって身近な存在になりつつあります。
今回のブログでは、そもそもインプラント治療というものがどんなものか、インプラント治療のメリット、デメリット、そして、大阪市のインプラント治療の相場についてお話をしていきたいと思いますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。
□インプラント治療とは?
インプラント治療とは、人工歯根を埋め込むことにより、失ってしまった歯を取り戻す治療方法のことです。具体的に言うと、歯を失った部分の顎の骨にインプラントという人工歯根を埋入し、その後、その人工歯根の上に人工歯(上部構造)をかぶせていきます。
□インプラント治療の歴史とは?
皆さんは、このインプラント治療が世の中に広まったのはいつ頃かご存知でしょうか?
答えは1983年~1990年頃と言われています。つまり、インプラント治療はまだ30年程度の歴史しかない、比較的新しい治療方法です。
現在、インプラント治療に使用されている素材はチタン製のものが主流となっていますが、実は偶然の産物によって生み出されたものです。
そのきっかけとなったのが、1952年のスウェーデンの整形外科医であったブローネマルク博士が行った実験です。
その実験とはうさぎのすねにチタン製の生体顕微鏡を取り付け、骨の治癒過程で骨髄がどのような役割を果たすのかを観察するという実験でした。
そして、この実験を行う中で、とある発見をするのです。それは、観察が一通り終わり、チタン製の生体顕微鏡を取り外そうとした時、なんとチタンと骨がしっかりとくっつき、外せなくなっていたのです。
同様の実験をチタン製以外の金属で行っても、骨とくっつくことはなく、チタンだけは骨との結合性を示したのです。
この実験はチタンと骨が結合する現象「オッセインテグレーション」を発見するに至り、この発見こそがインプラント治療の始まりとなりました。
一方、日本のインプラント治療の始まりは、ブローネマルク博士の発見から13年後の1978年にスタートしています。
しかし、この時のインプラント治療の素材はチタンではなく、人工サファイアというものを使用していました。
当然のごとく、チタンのように骨と結合されることはなく、結果として、インプラントが折れるということが頻繁に起きてしまったのです。
そのため、当時は「インプラント治療は危険なものである」というイメージが世の中に蔓延していました。
そこから、チタン製のインプラントが日本に普及され始めたのが、1983年以降と言われています。
そのきっかけは、当時東京歯科大学の助教授であった小宮山弥太郎先生が、スウェーデンのブローネマルク博士のところに留学し、日本に現在のインプラントの考え方や手術の方法を持ち帰ってきたことです。
しかし、そこからチタン製のインプラントが一気に普及したわけではありませんでした。その理由は前述の通り、人工サファイヤによるインプラント治療の悪いイメージでした。
そのイメージを払拭するために小宮山先生は日本で初めてとなるインプラントセンターを開業し、チタン製のインプラントの普及に尽くしました。
□インプラント治療のメリット
では、インプラント治療のメリットはどんな点があげられるのでしょうか。以下に解説をしていきたいと思います。
まず1つ目は
「審美的な印象」があげられます。
一般的に保険適用の差し歯を入れるケースが多いですが、どうしても最低限の治療しかできず、その見た目は決して良いものとは言えません。一方、インプラントの場合は自由診療になるため、非常によい素材(セラミックやジルコニア)を使用して、治療を進めていくため、見た目が綺麗で、審美的に優れていることが大きなメリットです。
2つ目は
「自分の歯で噛む感覚」を感じられることです。これはインプラント治療の非常に大きなメリットです。
歯を失った時、治療方法は3つあります。1つ目はインプラント治療、2つ目はブリッジ治療、3つ目は入れ歯治療です。2つ目のブリッジ治療はその名の通り、隣の歯に橋をかけるようなイメージで、歯を失っているところを補います。この治療の最大のデメリットは両隣の健康な歯を削り、負担をかけてしまうことです。
3つ目の入れ歯治療も様々なデメリットがあります。大きなものとして、健康な両隣の歯にフックをかけ負担をかけてしまうことです。
一方インプラント治療は、インプラントと呼ばれる人工歯根を直接埋め込み、しっかり土台を作った上で、上部構造の人工歯を取り付けるので、まるで自分の歯のような感覚で噛めるのです。
3つ目は
「健康な歯を傷つけない」ということです。
これはインプラント治療の最大の特徴と言えます。
前述の通り、ブリッジ治療も入れ歯治療も両隣の健康の歯を削ったり、負担をかけてしまいます。これにより将来、両隣の歯を抜歯しなければならないというようなケースが出てくる可能性はあります。
4つ目は
「顎の骨が痩せるのを防ぐことが可能」になります。
どうしても歯を失ってしまうと、顎の骨は次第に痩せていってしまいます。しかし、インプラント治療の場合であれば、直顎にインプラント体を埋め込むため、刺激が直に顎に伝わるようになり、顎の骨が痩せていくのを防ぐことができます。
5つ目は
「パロチンという若返りホルモンが出る」ことです。
インプラント治療により、よく噛めるようになると、「パロチン」という若返りホルモンが出ると言われています。
このパロチンとは、成長ホルモンの一種で、骨や歯の再石灰化を助け、皮膚の新陳代謝を活発にしたり、筋肉、内蔵、皮膚、目や髪などの成長を促進させます。
□インプラント治療のデメリット
インプラント治療のデメリット1つ目は
「治療費が高額」ということです。
インプラント治療は保険適用外となるので、どうしても高額となってしまいます。また、インプラント治療の後も定期的なメインテナンスが必要になりますので、そのことも頭に入れておく必要があります。
2つ目は
「治療期間が長い」ことです。
インプラント治療はどうしても一般的な治療よりも治療期間が長くなってしまいます。治療期間は、患者さんの口腔内の状況により、一概には言えませんが、最大6ヶ月ぐらいかかることもあります。その原因は、埋入したインプラントと骨が結合する時間に約2ヶ月程度かかるからです。
3つ目は
「手術が必要になる」ということです。
インプラントは直接顎に埋入するため、どうしても外科手術が伴います。麻酔を使って痛みを和らげることはできますが、体への負担を0にすることはできません。
4つ目は
「治療のメインテナンスが必要」ということです。
インプラントは長持ちさせるためには、必ず治療後もメインテナンスに通っていただく必要があります。インプラントを入れれば安心ではなく、インプラント歯周炎という病気もあるように、メインテナンスをしなければ、病気にかかってしまいます。メインテナンスは3ヶ月に1回は受けるようにした方が良いです。
□大阪市のインプラント治療の相場とは
今回のブログのタイトルにつけました大阪市の治療の相場は
- 検査・診断料→15,000円~50,000円
- インプラントの手術代→100,000円~400,000円
- 上部構造(人工歯)→50,000円~200,000円
- 術後の消毒・検査代→1,500円~10,000円
- 費用総額→300,000円~500,000円
おおよそですが、インプラント治療は30万円~70万円が相場となります。インプラント治療を受ける際の参考にしてみてください。
ちなみに当院では、インプラント治療を40万円~50万円で行っておりますので、なにかご相談があれば、お気軽にご相談ください。
★問い合わせフォーム
□まとめ
今回のブログでは、そもそもインプラントがどのような治療なのか、インプラントの歴史、インプラントのメリット・デメリット、そして、大阪市のインプラント治療の相場についてお話をしてきました。
最後に、インプラント治療を値段で決めるということは絶対におすすめできません。値段が安いのには必ず理由がありますので、まずは信頼できるかかりつけの歯科医院にご相談されることをおすすめします。
当院でもインプラント相談を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック
歯科医師・院長 重松 知宏
審美歯科のセラミック治療とは?|大阪市福島駅の歯医者
「審美歯科のセラミック治療とは?」
大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック
歯科医師・院長 重松 知宏
□セラミック治療とは
皆さんはセラミック治療という言葉を聞いたことがありますか?
セラミック治療とは白い陶材を使用した治療のことです。従来。むし歯治療などで、削った箇所には、
銀歯や銀色の詰め物をして、治療を行うのが一般的でしたが、現在では見た目、お口の健康にも良いセラミック治療が注目されています。
当院でもセラミック治療を行っており、ご来院いただいた患者様の中で、銀歯や銀の詰め物が気になるという方には、
積極的にご提案差し上げています。
□セラミック治療のメリット
セラミック治療のメリットは大きく分けると4つあります。
まず1つ目に、セラミックは瀬戸物などの焼き物で使用される素材を使っているので、汚れがつきにくく、変色もしにくいのが特徴です。
2つ目に、天然歯と近い色合いを表現できるため、他の歯と自然に調和します。どうしても銀歯だと目立ってしまいますので、
自然な美しさを求められる方はセラミック治療をおすすめしています。
3つ目にセラミックは天然歯と同じような摩耗性で、噛み合う対合歯にもやさしく、
顎の関節にも負担が少ないのが特徴です。
4つ目は、金属を使用していないので、金属アレルギーの方でも心配なく、治療を受けることができます。
□セラミック治療のデメリット
セラミック治療のデメリットは大きくわけると2つです。
1つは保険診療外での治療になるため、銀歯や銀の詰め物に比べると費用が高くなります。
また、銀歯よりは強度が落ちるため、強い衝撃で、割れたり欠けたりすることがあります。
セラミックより強度がある銀歯は硬すぎるため、対合歯を傷つけやすく、顎のバランスが崩れやすいとも言われています。
銀歯とセラミックにはメリット、デメリットがあるので、かかりつけの歯医者さんでよくご相談いただければと思います。
□銀歯のデメリット
保険内で治療できる銀歯のデメリットについてお話をしたいと思います。
これまで銀歯は当たり前のように治療に使われてきましたが、実は多くのデメリットがあります。
1つ目に、審美的に目立つという点です。この点から口を開けて大きく笑うことに抵抗感を覚える方が少なくありません。
口元に自信を持ちたいという方にはセラミックなどの審美的に優れた治療をおすすめします。
2つ目に金属アレルギーを引き起こす可能性があります。個人差はありますが、皮膚の炎症や薄毛になりやすいという報告もあります。
3つ目に2次カリエス(むし歯)になる可能性が高い点です。
保険診療となるとどうしても精度の高い治療を行うことが難しく、適合がぴったりでない場合があります。
その場合、その隙間からむし歯菌が入り込み、再度むし歯になってしまう可能性があります。
このようなことを繰り返すと最終的に抜歯せざる負えなくなります。
4つ目にメタルタトゥーを引き起こす可能性があることです。
メタルタトゥーとは、銀歯から溶け出した銀イオンが原因で起こる歯茎の黒ずみのことです。
歯の根元の歯茎が斑点状もしくは帯状に黒ずみ、変色するため、非常に目立ってしまいます。
□銀歯のメリット
銀歯には多くのデメリットがある一方で、メリットもあります。
1つ目は保険診療内で治療できるので、比較的安価に治療を受けることができます。
3割負担の患者様でいうと、インレーの場合は約2000円~2500円、
クラウンの場合でも3500円~4500円ぐらいで治療を受けることができます。
2つ目に、噛むという機能性においては優れており、自費診療のセラミックと同等ぐらいです。
同じく保険診療内のコンポジットレジン修復より、素材が金属であるため、固くて割れにくいという点も優れています。
3つ目に、耐久性です。前述した通りですが、素材が金属であるため、
耐久性には優れており、なかなか割れるということはありません。
しかし、硬すぎるため、対合歯を傷つけてしまうこともあります。
□自費診療で使う素材の種類について
自費診療で使う素材には大きく分けて、下記の4つに分けられます。
1つ目はセラミックです。これは日本語に言い倒すと陶材(せともの)になります。
審美的には最も優れており、変色もしないので、審美面を一番にこだわる方におすすめです。
2つ目はハイブリッドセラミックと呼ばれるものです。
これはセラミックとレジンが混合されているタイプです。
レジンとはプラスチックのことで、このレジンが入っていることにより、
若干の変色と耐久性が若干劣る点があります。その分、オールセラミックに比べると安価になります。
3つ目にジルコニアセラミックと呼ばれるものです。
これは一番最近出てきた素材で、最大の特徴は耐久性です。
名前にも入っているジルコニアは人工ダイヤモンドと呼ばれるほど、耐久性に優れています。
そのため、奥歯でも安心して使用することができます。
4つ目は金属です。
自費診療で使用する金属は保険診療で使用するものより、貴金属の配分が多くなります(金やプラチナ等)。
その為歯とのなじみや腐食性、耐久性も変わってきます。
当院では上記の4つの素材をさまざまに組み合わせた治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
□保険治療と自費治療(セラミック治療)の違いについて
保険診療と自費診療の違いについて説明をしたいと思います。
保険診療と自費診療の大きな違いは下記の2つです。
1つ目は根本的な違いですが、治療費の負担が異なるという点です。
70歳未満の方は3割負担、70~74歳の人は2割負担、75歳以上の方は1割負担となります。
一方、自費診療では年齢関係なく、治療金額の全額を負担することになります。
2つ目は、治療に使用できる材料に大きな違いがあることです。
例えば、むし歯治療においては、保険診療の場合、銀歯かレジンと呼ばれるプラスチックの素材しか使用することができず、
いわゆる最低限の治療となります。
一方、自費診療においては、材料に制限はありません。
患者様が希望するプランに応じて、最適な素材を使用することができます。
それによって審美的な改善や健康な歯を長持ちさせることができます。
□まとめ
審美歯科のセラミック治療は、保険診療の銀歯やレジン修復とは異なり、審美性や健康面に優れています。
耐久性についても新たな素材であるジルコニアセラミックも出てきており、
審美面、健康面、耐久性全てに優れた治療を行うことができます。
また、治療過程においても使用できる材料、治療方法にも違いがあります。
国民皆保険制度(保険診療)は世界に誇る素晴らしい制度ですが、
国民全員皆が同じように必要最低限の治療しか受けることしかできません。
しかし、保険診療には安価に治療を受けられるという大きなメリットもあります。
皆さまには保険診療の歯科治療だけではなく、別の選択肢もあることをご理解いただき、
そのなかで最適な治療を選択していただきたいのです。歯の健康は全身の健康と大きく関係しています。
また、何歳になっても自分の歯で美味しい食事を取ることができるのは、人生の生きがいにも繋がります。
お口のことがお困りのことがあれば、いつでもご連絡ください。
大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック
歯科医師・院長 重松 知宏






