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歯周病の特有の臭いとは?

「歯周病の特有の臭いとは?」

 

大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック

歯科医師・院長 重松 知宏

https://www.rbds.jp/staff/

 

□歯周病の特有の臭いとは?

皆さんは歯周病という感染症をご存知ですか?

恐らく一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

では、歯周病にも特有の臭いがあることはご存知でしょうか?

実は歯周病はお口の単なる病気だけではなく、

臭い、つまり口臭のもとにもなる病気の1種と言われています。

 

今回のブログでは、そもそも歯周病というものがどんな病気なのか、

歯周病がどんな臭いを発するのか、歯周病の治療方法などについて

お話をしていきたいと思います。

 

ぜひ最後までご覧ください。

 

□歯周病とは?

歯周病とは簡単に言うと、歯を支える周りの歯周組織の病気のことです。

歯と歯ぐきの間に繁殖する細菌により感染し、歯周組織に何かしらの炎症をもたらします。

 

その炎症の具合によって2つの段階に分けられます。

 

1つ目が歯ぐきだけに炎症が限定される場合は歯肉炎、

それ以上進行すると歯周炎と呼ばれます。

 

□歯肉炎と歯周炎の症状とは?

歯肉炎はその名前の通り、歯肉だけの炎症のため、歯ブラシをした際に、

時々出血が伴う時があります。また、歯ぐきが少し赤く腫れたりすることもあります。

 

歯周炎の軽度の場合は、歯磨きをすると、出血をすることが多くなります。

また、歯ぐきがムズムズしたり、歯が浮く感覚になることがあります。

 

軽度から中度に進行した場合、歯ぐきから膿が出て、食べ物が噛みにくくなります。

また、歯ぐきが腫れ、口臭が気になるようになります。

 

更に進行し、重度の場合は、歯のぐらつき、

そして歯ぐきからもいつも膿が出ている状態になり、

食べ物が噛めなくなってしまいます。

そして、口臭はかなりきつい状態に陥ってしまいます。

 

□歯周病にかかっている人はどれくらい?

それでは、日本人の約何割の方がこの歯周病にかかっているでしょうか。

答えは約82.5%の人が歯周病にかかっていると言われています。

しかもこの歯周病にかかっている確率は日本に限定した話ではありません。

実は歯周病は世界で最も感染者の多い病気として、

2001年にギネスに認定されているほど、全世界の人々にとってより身近な病気なのです。

 

□歯周病の原因とは?

歯周病の直接的な原因はプラーク(歯垢)です。

プラークとは歯の表面に付着している細菌の塊で、

白色もしは黄白色をしているので、目ではわかりにくいですが、

舌で触るとザラザラしているのが特徴です。

このプラークは粘着性に優れているので、

うがいをしただけでは、取り除くことはできません。

このプラークが歯と歯ぐきの隙間に入り込み、

細菌が出す毒素によって、歯ぐきに炎症を起こすのです。

 

□歯周病のセルフチェック

下記のような症状がある方は、歯周病にかかっているかもしれません

 

・歯がきがムズムズしてかゆい

・歯ぐきが浮いた感じで腫れぼったい

・歯を磨くと歯ぐきから出血する

・朝起きた時、口の中がネバネバしている

・歯ぐきを押すと血が出る

・口臭を指摘された(自分で口臭があると感じる)

 

上記3つ以上当てはまる方は歯周病の軽度から中程度の疑いがあるので、

まずはかかりつけの歯科医院に診てもらうようにしましょう。

 

□歯周病の特有の臭いとは?

歯周病が進行すると歯ぐきのポケットが深くなり、

そこに細菌が溜まることで、口臭の原因となる臭いが発生します。

 

口臭の主な原因と言われているのが、

「VSC(発揮性硫黄化合物)」と呼ばれているものであり、

このVSCは非常に気化しやすい物質のため、すぐに口臭となって発生します。

 

口臭の原因物質であるVSCの代表的なものは、

「硫化水素」「ジメチルサルファイド」「メチルメルカプタン」という3つのものがあります。

その中で、特に歯周病と関連のあるものが、最後の「メチルメルカプタン」です。

臭いの特徴としては、たまねぎの腐った臭いや生ゴミの臭いに例えられるぐらい、

強烈な臭いを発生します。

このような臭いを感じる、もしくは指摘をされた場合は、

すぐにかかりつけの歯科医院へのご相談をおすすめします。

 

□歯周病の恐怖

歯周病はお口に限定した病気として考えている方が多いのではないでしょうか。

実はこの歯周病は全身の病気とも深く関わりのある怖い病気なのです。

歯周病が影響を及ぼすと言われている主な疾患は下記の通りです。

 

◎認知症

この認知症との関わりについては、

昨年九州大学の研究チームにより、研究結果が発表されました。

その内容は、歯周病菌をマウスに投与したところ、

アルツハイマー型認知症の原因物質であるタンパク質「アミロイドβ」が、

歯周病菌を投与していないマウスに比べて、約10倍検出され、

加えて記憶力も大きく低下したという研究結果を発表しました。

 

◎糖尿病

糖尿病と歯周病には深い関わりがあります。

糖尿病になると免疫が低下します。つまり免疫が下がることにより、

口腔内にある細菌に対しての抵抗力も下がり、歯周病にかかりやすくなってしいます。

また、歯周病になると、菌から出る毒素が血液を介して全身に拡がり、

それがインスリンの働きを低下させ、結果として血糖値をあげると考えられています。

 

◎肺炎

高齢者の死亡原因の第一位は肺炎と言われていますが、

その肺炎の中でも口の中の細菌が入り込むことによって、

引き起こす肺炎を誤嚥性肺炎と呼ばれます。

この誤嚥性肺炎を引き起こした方の肺の中から、

歯周病の原因菌と言われる嫌気性グラム陰性桿菌などが高い頻度で見つかることから、

肺炎と歯周病は関連性があるとされています。

 

◎早産・低体重児出産

歯周病にかかっている妊婦さんとそうではない妊婦さんと比較した場合、

歯周病にかかっている妊婦さんの方が早産になる確率が高いというデータが出ています。

その要因としては、歯周病が進行して歯ぐきの炎症が出ると、

歯周組織の中にプロスタグランジンE2が増えます。

このプロスタグランジンE2は陣痛促進剤として使用されており、

子宮の縮小や子宮頸部の拡張作用を促進する働きがあり、

結果として早産に繋がりやすいと言われています。

 

◎心臓病

歯周病と心臓病は糖尿病と同じく深い関連性があります。

原因は歯周病菌の原因となる菌が心臓の血管をつまらせ、

心臓の血管の細胞に障害を与えることがアメリカの研究チームで明らかになっています。

 

◎骨粗しょう症

歯周病で歯を失うことにより、食べ物を噛む力が弱まり、

バランスよく食事を摂ることができなくなります。

結果として、体全体の骨密度が低下し、身体全体に悪影響を及ぼすと言われています。

 

□歯周病特有の臭いを治すには?

歯周病が原因の口臭の場合は、徹底してプラークを除去していく必要があります。

このプラークを除去する場合は、日頃からのブラッシングが重要です。

ブラッシングをサボったり、いい加減にしていると、改善することはありません。

まずはしっかりとブラッシングをしていただきたいのですが、

正しいやり方を覚える必要があります。

歯科医院では、衛生士によるブラッシング指導を行っておりますので、

まずはかかりつけ医で正しいブラッシングの方法を習得しましょう。

 

またプラークは放置すると石灰化して固い石のような歯石に変わります。

歯石になってしまうとブラッシングでは取り除くことはできないため、

歯科医院で専用器具を使っての除去が必要です。

歯周病が重度の場合は、より深い歯周ポケット内にプラークや歯石が溜まっているため、

除去するのにより時間も回数もかかってしまいます。

また歯周病でなくなってしまった骨は元には戻らないため、

重度になる前に早期発見、早期治療が重要です。

 

□まとめ

歯周病は誰でもかかりやすい感染病の1つです。

だからといって安易に歯周病を捉えてはいけません。

歯周病と全身疾患の関係性は研究でも明らかにされており、

放置していると、とても大きな病気を発症することに繋がります。

 

まず口臭を感じている方は、かかりつけの歯科医院にご相談いただき、

プロにより治療を受けることをおすすめいたします。

当院でも衛生士による歯周病治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

 

大阪府 大阪市 しげまつ歯科福島駅北クリニック

歯科医師・院長 重松 知宏

https://www.rbds.jp/staff/

 

2月22日(月)休診のお知らせ

こんにちは。しげまつ歯科です。

2月22日(月)ですが、医院研修の為臨時休診とさせていただきます。

ご不便とご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

しげまつ歯科 福島駅北クリニック